CV:千葉繁
概要
グリック・グレイクラック。「すかすか」及び続編「すかもか」に登場する、緑鬼族(ボーグル)の青年。緑の肌に琥珀色の瞳、身長141cm。護翼軍で働き飛空艇の操縦技術やら人脈やら諸々を手に入れ、それを元手に地上の探索と遺物の収集を生業とするサルベージャーとして独立。「誰もが生まれながらに探索者、何て言ったってお袋の胎からこの世界に飛び出してきたんじゃねえか」というようなことを語る、ロマンに生きる男。基本的にお人好しかつ社交的で付き合いやすい性格。
500年前の地神との戦いで石化していたヴィレムを発見し、蘇生させた発掘隊の一員。ヴィレムのよき友人であり、自棄になり半ば生きながらに死んだようなその日暮らしを送っていたヴィレムにこの世界に生きていく理由を見出して欲しいと語り、妖精倉庫の仕事を紹介する、というところから「すかすか」の物語は始まる。
その後、地上での旧帝国領ゴマグ市の発掘調査でラーントルク及びノフトと知己を得る。ヴィレム及びナイグラートの知り合いで、一つならず遺跡兵装を発掘してきた、と妖精倉庫との縁は深い彼だったが、妖精兵と直接対面するのは初めてであった。またヴィレムと再会し、エルクの死体を発見。クトリ最後の戦いに居合わせた一人。アニメ最終話にて辛くも生き残り病院送りになったラーンとノフトを見舞ったらしく、ノフトががっついたラップドラム的な食い物の箱には「グリックより」との文字が。
五年後の「すかもか」では護翼軍に出戻り地上探査任務の責任者となっている。妖精兵と同じ第二師団所属、階級は第三位技官。正直なところ軍の空気は堅苦しく感じている。護衛のノフトとは相棒的な関係を築いており、ティアットから見れば恋愛ではないもののそれはそれで憧れるオトナな関係。
緑鬼族(ボーグル)
いわゆるゴブリン的な種族。ノームとかコボルトとか小人とか、そういう類のいわゆる妖精みたいなやつら。比較的短命で、成人は12歳、30歳は初老、天寿を全うして40歳かそこいら。全体的に大人しく芸術家肌な種族であるといい、外へ飛び出し付き合いも広いグリックは異端児なのかもしれない。夫婦ではなく集落単位で子育てする文化で、姓は出身集落のものを名乗る。黄金妖精には遠く及ばないものの魔力を扱える種族で、幻を見せるとか金属を腐食させるとかそういう類のおまじないを行使できるとのこと。