グリッドオメガ
ぐりっどおめが
イナズマイレブンアレスの天秤に登場する必殺タクティクス。
初登場はアニメ15話より、フットボールフロンティア全国大会1回戦で王帝月ノ宮中が星章学園戦で使用。
これまでジャッジスルーといった相手に直接攻撃する反則ギリギリな技があったが、この必殺タクティクスはキーパー含む相手選手全員にダメージを与える、ひいては試合を強制的に終わらせるためにある技であり、ボールを必要としない点からもはや超次元サッカーですらないと言われてしまうことも。
この必殺タクティクスの存在が「アレスの天秤」以降の新シリーズの方向性を決めたものと言っても過言ではない。
決勝の伊那国・雷門中戦で事前に公平性ある試合を望んでいる野坂が雷門側にデータを渡したことで、雷門中が対策として受け身の特訓と転入した灰崎の蹴りで生み出された真空波をクッションにすることで無傷で立ち上がることができた。
続編のイナズマイレブンオリオンの刻印ではイナズマジャパンがイタリア代表ガーディアンズオブクイーンを救う策として発動を仕掛けるが、寸前でイタリア代表が完全コピーしたグリッドオメガを発動。ギリギリのところで灰崎の真空波によって全滅は免れたが、予想外の出来事だったためタイミングが合わず、のりか、アフロディ、砂木沼の3名が負傷退場。灰崎自身もダメージを追ったが試合を続投した。
モーション
- 「フェーズ1」の宣言とともに選手が一斉に駆け出し、赤い突風を起こす。
- 突風は次第に竜巻を形成し、「フェーズ2」で相手選手全員を巻き上げる。
- 「フェーズ3」で竜巻は勢いを増し、最終的に巻き上げられた全選手は地面に落下、しばらく立てなくなるほどのダメージを負う。
イナズマイレブンSDではキーパーを除く相手選手のGP・TPを削り、2ターン行動不能にさせる効果を持つ。
グリッドオメガ ver.2.0
イナズマイレブンオリオンの刻印で登場。
イナズマジャパンがウズベキスタン代表エターナルダンサーズ戦で使用。
選手一人一人が回転し、小さな竜巻を生み出し、そこに野坂が走り込むことで竜巻が融合して一つの大きな青い竜巻となり、後は通常のグリッドオメガ同様に相手選手を持ち上げて突き落とす。
試合前に野坂が風丸のみに伝え、技の全貌を秘密のまま他のメンバーに特訓させたが、グリッドオメガだと知ったら躊躇するだろうからである。
アニメージュ2019年3月号のQ&Aによると通常のグリッドオメガと比べると、相手を傷付けないほどに威力を弱めていると説明している。試合続行不可能とまではいかなかったが、スタミナが持ち味のウズベキスタン代表に大打撃を与えた。