演:汐崎アイル
概要
『ピンキーマカロン』の登場人物。
2012年度の「Emerald Destiny」(以下ED)から登場。
EDにおける敵役だが、元は善人だった他の敵役を闇堕ちさせた発端でもある。
悪の英才教育を受けてきた、バケーキ彗星の王子で次期国王。一人称は「俺」で、変身時の掛け声は「スイーツに宿りし漆黒の闇、甘美なる輝きを我に示せ!」。
伝説の甘味料「ティアーズシロップ」を手に入れるため、英語教師グレン・スチュワートとして麻香論中学に潜入していた。
英語教師の時は爽やかな好青年を演じ、生徒に優しく接しているが、これは悲しみに打ちひしがれる生徒に接して涙を誘発させる目的目当ての行動である。
素の振る舞いは高貴で厨二病がかっているが、作者にあたる天野静香曰く「バケーキ彗星ではあれが最高にカッコいい」らしい。バケーキ彗星では極悪のエリートだったことが判明しており、基本的には天才肌(そもそも宇宙人でありながら日本語と英語を使いこなしている時点で相当な才覚である)。
中学内に隠し扉を作って自身のアジトと繋げており、水槽には自身の幼い頃からのペット・アンドレアを飼っている。好物はイチゴパフェ。
物語中盤、利用する目的だったうららの献身と自己犠牲に触れ、ピンキーマカロンの持論を偶然耳にしたことで迷いが生まれ、ペットのアンドレアを介して見張っていた父ドリアンに洗脳される。
校内中にバケーキを散布するも生放送にてドリアンの術から解放され、自身の迷いに加えアンドレアですらドリアンの分身だったことを知り、失意に暮れて父に反する。
それに対しドリアンは中学校を襲撃しだし、酷な仕打ちをしても尚自身を庇ったうららの行動が決定打となり、ドリアンの攻撃を封じ込めてピンキーマカロンに協力する。
ティアーズシロップの真実を知り、事件が終わった後は自分探しの旅に出た。
ピンキーマカロンの本編には「QR」のラスト3回に再登場し、ごきげんアラモードではピンキーマカロン達と共にバケーキ退治に励んでいる。
ごきげんアラモードでは仮初めの姿も登場するが、グレン・スチュワート時とは別物。改心した彼なりのケジメだろうか。
他コーナーにて
2013年度からは彼が旅に出た後を描いた新ミニコーナー「グレンのティータイム」で主演を務めている。
そこでの彼は本編のシリアスキャラを盛大に破壊し、脳内で大仰な劇場が始まるわ常識疎さで大真面目にボケをかますわ顔芸するわで、厨二病な言動も相まって天然じみたアホの子キャラとなっている。
金子貴俊演じる宇宙・ミラレタ(ミニコーナー「宇宙人のミラレタ!」発のキャラクター)とも度々絡んでおり、変装もせずに喫茶店にいたのでコスプレイヤーかと聞かれた際は堂々と「自前だ」と回答した。その後段々『ビットワールド』や『ピンキーマカロン』の本編でも天然キャラが素になりつつある(流石に『QR』終盤ではシリアスキャラを貫いた)。
当時『ビットワールド』本編が宇宙人をメインとしていたことから、「宇宙人シェアハウス」のコーナーにも出演していた。
コーナーとしてのピンキーマカロン終了後も「グレンのティータイム」は2015年度まで継続され、2016年度まではビットワールド側の本編やミニコーナー「ぽんぽこポコナ」にも不定期出演していたりと(本編ではビットキャッスル住人、「ポコナ」では学園教師役)、『ピンキーマカロン』出身キャラの中でも特に優遇されている。