人物像
二代目メイジン・カワグチによってその才能を見出され、彼の拓いたガンプラ塾に招かれたガンプラファイターの少女。
塾の中でも優秀者が名を連ねるAクラスに所属し、彼女はその三期生にあたる。
サツキ・トオルの旧友であり、幼少の頃に彼と共にガンプラバトルに興じていたが、彼の実家である不動産会社が経営難に陥った事によりトオルの父の手によって引き離された。
トオルの家の事情を知らず、彼の家に起きた不幸をそれと前後するようにして現れたユウキ・タツヤに原因があると誤解し、ガンプラ塾に入塾して来た彼と刃を交える事になるが、ガンプラバトルを経て次第に彼に対して心を開き、良きライバルとなる。
貧しい生まれにあり、また親とは不仲にあるなど家庭に恵まれておらず、アンダーグラウンドな賭けバトルで生計を立てていた事もあり粗暴な口調が目立つ。
その一方で、信頼を置いた人間に対しては口調こそ変わらないが態度を軟化させ(特にタツヤの従女であるクラモチ・ヤナに対しては「姐さん」と呼ぶ程に慕っている)、同年代と比較して小柄な体格も相まって小動物的な印象を与える。
戦績
使用ガンプラはトオルから託されたストライクガンダム。
ガンプラファイターとしては一級の腕前を見せるが、ビルダーとしては素人。トオルのストライクガンダムに関しても、ダメージモデルと見紛う程の損傷が刻まれていた。
当初はタツヤへの憎悪もあって容赦の無いバトルを展開し、未完成状態にあったタツヤのHi-νガンダムヴレイブを追い詰めるが、自分の姿勢を貫き通すタツヤの前に敗北。その後、タツヤの手解きによってガンプラ制作を始め、そこに加わったアラン・アダムスらの協力を得てガンダムアストレイ グリーンフレームをベースとしたコマンドアストレイガンダムを手がけ、以降はそれを愛機とするようになる。
ガンプラ塾にてメイジンの座を賭けたトーナメントが開かれた際には準々決勝まで進出し、ガンプラ塾講師エレオノーラ・マクガバンのガンダムナドレパルティータの前に敗退。敗者は塾を去るルールに従い退塾する事になったが、その後エレオノーラと当たる事になったタツヤにアドバイスを送り、彼の勝利の手助けをした。
ガンプラ塾を去った後はガンプラバー「やきんどうえ」のファイターとして活躍する傍ら、ソメヤ・ショウキと激戦を繰り広げるタツヤを陰ながらに支えており、タツヤと関わりを持った人間を次々と襲撃され、精神的に疲弊するタツヤに対してヤナと共にガンプラバトルを以って彼が本来抱いている物を思い出させるなど、重要な役目を担った。
また、その後もタツヤがメイジンとして地方のイベントに出向く際には他のメンバーと共に手伝いとして参加している。
コマンドアストレイはショウキとのバトルで破壊されてしまうが、同様に破壊されたヤナのニャイアガンダムと組み合わせ、ニャイアアストレイとして改修された。
タツヤを発起させる際にはアランによってシールドのメガ粒子砲を大型パイルバンカー「インフラックスバンカー」に改修を受けたHi-νガンダムインフラックスを使用している。