人物像
高名な不動産業の経営者を父に持つ少年。ユウキ・タツヤが真の友と語る数少ない人物であり、タツヤをガンプラバトルに引き込んだ張本人。
彼の家の地下室には開発されて間もなかったガンプラバトル用の筐体(7面式の大型の物)が設置されており、それを用いて日々ガンプラバトルに興じていた。また、家の財力に物を言わせ、ガンプラ用オリジナル武装「マーキュリーレヴ」を金型から作り起こすという荒業もやってのけている。
当初は友達とバトルを楽しんでいたが、それを好ましく思っていなかった父によって彼らと引き離され、鬱屈した日々を送っていた。
そんなある年の夏、避暑地として屋敷を訪問したユウキ・タツヤと出会い、同年代ということもあって意気投合したトオルは、彼にガンプラ制作とバトルの技術を教える。そして友情の証として「マーキュリーレヴ」というオリジナルの複合兵器を託す程の間柄となった。
しかし、以前より経営危機に陥っていた(トオルと彼の友人を引き離していたのもこれが原因であるとトオルは見ている)父の会社が倒産。屋敷を差し押さえられる寸前にタツヤと最後のバトルを行い、再会を約束して屋敷を去った。
それからは仕事で各地を転々としている一方、子供たちにレクチャーをするなどでガンプラを続けている。再会したタツヤが3代目メイジンとしての在り方に悩んでいた際にはトオルなりに助言を与えて励まし、「復帰したら真っ先に挑戦に行く」という新たな約束を交わした。この時の助言が、後々メイジン・カワグチとなるタツヤに大きな影響を及ぼす。
使用ガンプラはストライクガンダム。SEEDHGシリーズの物をベースにプロポーション変更や可動範囲の向上が図られている。更にトオルの独創性により、他のガンダム作品を元に考案して創りだされたオリジナルのストライカーパックを装備する。
バトルでは主に格闘戦を得意とし、特に突撃趣向が強くマーキュリーレヴにビームシールド付きのショットランサーを増設している。
その後は長い時間をかけてストライクガンダムの改造ガンプラ「トールストライクガンダムグリッター」を完成させており、第8回世界大会では完成したばかりのジュリアン・マッケンジーとガンダムM91の調整を兼ねたバトルを演じた。