概要
コンコルドにソ連が対抗して開発した、Ту-144に西側で付けられた蔑称。
NATOはこの機体に対して、「チャージャー」というコードネームをつけていたが、外見がコンコルドと非常に酷似していた。
そのため、ソ連のスパイ活動によるコピー説が広がり、西側の人々はこの飛行機を「ロシア人には「○○スキーという姓の人が多い」というステレオタイプから、「コンコルドスキー」と呼ぶようになったという。
但し、ロシア語では、名詞にスキーがつくと「~の」という意味の形容詞になる。そのため、「コンコルドスキー」はただ単に「コンコルドの」という意味になる。
上記のことに似たようなことは、自国領内に不時着したボーイングB-29をコピーしたツポレフТу-4にも存在する。こちらは、あからさまなコピーであるのを見て、アメリカ人は「ボーイングスキー」と呼んでいたという。「本来はボーイングの機体である」という意味では正しいのかもしれない。