公共株式会社 ツポレフ(ПАО «Туполев»)は、ソビエト→ロシアの航空機メーカー。
社名は、同国の航空機設計技師のアンドレイ・ニコラエヴィッチ・トゥポレフ(Andley Nikolaevich Tupolev/ Андрей Николаевич Туполев)より。
創業以来ソビエト-ロシアを通じて同国の主要な航空機メーカーの一つで、ソビエト時代は「ツポレフ設計局(ОКВ «Туполев»)」を名乗り、ソ連崩壊後は「公開株式会社ツポレフ(ОАО «Туполев»)」を経て現在の名前となった。
製品
黎明期は単発の戦闘機(I-4)なども手掛けていたが、冷戦期には比較的大型の爆撃機やジェット旅客機を手がけることが多くなった。
軍用機
機種名の後の愛称は”NATOコード”である。
- Tu-14 "Bosun"
- Tu-16 "Badger"
- Tu-126 "Moss"
- Tu-160 "Blackjack"
旅客機
- Tu-104 "Camel"
- Tu-114 "Cleat"
- Tu-124 "Cookpot"
- Tu-134 "Crusty"
- Tu-144 "Charger"
- Tu-154 "Careless"
- Tu-204
- Tu-214
- Tu-330
- Tu-334
冷戦時代は社会主義陣営各国に旅客機を供給し大きなシェアを誇っていたものの、冷戦の終結によってそれらの国々でもボーイングなどの自由主義陣営のメーカーが製造した機体を購入するようになり、ツポレフの旅客機は往年の勢いを失ってしまった。