概要
囚人魚とも呼ばれる。
同属のPholidichthys anguisと共にポリディクティス科を形成する。
亜目はギンポ亜目、ベラ亜目、ワニギス亜目など様々な説があり、独自のポリディクティス亜目とすることも多い。
分子系統解析から、現在はシクリッド科と共にシクリッド亜目(またはスズキ目から独立させカワスズメ目)に分類する説が有力視されている。
最大全長約60cm(2005年の報告)。
鱗を持たず、水質の変化に敏感である。
成魚は巣穴を掘りそこで生活する。
成魚が集め巣の外に排出する砂は1日で3kgに達する可能性が指摘されている。
幼魚は親と模様が異なり、分布の被る有毒のゴンズイ科ミナミゴンズイ(Plotosus lineatus)に擬態して捕食を免れる効果があると見られる。
コンビクトブレニーの親と子は一年近く行動を共にする性質が知られている。
親は常に巣穴を掘っており外界に出てくることは稀で、子供は積極的に外界に出てプランクトンなどを食べる。
子の食事が済んで巣に戻ると親は子を口に含むことがあるが、これは子が運んできたプランクトンか子の排泄物を食料としていると考えられている。成魚の胃からは緑色のスライム状物質が発見されている。
観賞魚として知られ、600円程度で購入可能。
複数匹で飼うと良いとされる。(参考)