注意:この先18禁的な記述があります。
概要
1998年12月4日発売。性的虐待・近親相姦(インセスト)を扱った衝撃の問題作としても有名になった。そのため、販売禁止となり回収騒ぎとなり、アアル社がソフ倫を脱退し、近親相姦の表現は主人公の妹を義妹に変更するなどの措置を取ったうえで自主審査して再販。2001年に3月23日にVoice版が発売。シナリオは美汐優、原画は本杉知絵(市川小紗)。
続編に『コ・コ・ロ…Ⅱ』が2000年8月25日に発売。こちらも自主審査で発売し、2002年10月25日にVoice版が発売された。
2003年11月28日に前日談的な物語『コ・コ・ロ…0』が発売された。こちらはソフ倫の審査を通して発売された。音声付となっている。
メディアミックス
コンパス社からイラスト原画集が1999年4月に発売された。また、同年7月1日に沢野翔による小説版がパンプキンノベルズから出版された。2001年12月21日にアリスジャパンからOVA前編が発売され、2002年6月21日に後編が発売された。監督は寺門保人、脚本はむとうやすゆき。
『コ・コ・ロ…Ⅱ』の漫画版が2000年10月から2001年3月までに影崎夕那氏によって連載され、2006年の夏に同人誌として発行。
無印のあらすじ
久遠寺総司は周囲を魅了するほどの美少年である。しかし、家庭では両親により性的虐待・セックススレイブという苛烈なほどになんでもやらされ、姉の華澄が総司を「自分のものにしたい」という欲から両親を殺害。そして総司を一つになるが、精神的に耐え兼ねた総司に殺害されてしまう。この事件のトラウマにより、総司は「心=感情」を失い、やがてその記憶を封印し、義妹の明日香と平穏と妹の操り人形になる形でセックスするという日々を送り、やがて高校2年となる。それを前後して、様々な人物と交流を重ねていくうちに、次第に記憶を取り戻していき、精神が不安定となってしまう。その影響により、自身を取り巻く女性および後輩男子を性的対象とし、感情のない、愛のないセックスを繰り返していく……。
無印の人物
久遠寺家
久遠寺総司(くおんじ そうじ)
主人公。高校2年生の剣道部所属。性的虐待により過去の記憶を封印しており、感情のほとんどを失っている。
久遠寺明日香(くおんじ あすか)
総司の義妹。お嬢様学校「桜乃学園」に通う1年生。成績優秀。小悪魔的で、「きゃはは…」という笑い方をする。義兄の総司を自分の思うがままに操る。
久遠寺華澄(くおんじ かすみ)
総司の義姉。義弟の総司を狂おしいままに愛していたが、精神的に限界を迎えた総司に殺害されてしまう。シリーズ全体のキーパーソンとなる重要な存在でもある。
久遠寺源三郎(くおんじ げんざぶろう)
総司の義父。名前は『0』で判明したが、原画集で名前が設定されていた。総司を性的虐待していたが、華澄に殺害された。小説版では虐待の原因が薬物中毒によるものとされた。
久遠寺瑠璃(くおんじ るり)
総司の義母。夫同様、名前は原画集で既に設定されていた。妖艶な体つきをしており、それに物を言わせ総司を虐待していたが、華澄に殺害された。小説版では夫同様の理由で虐待したとされた。
その他の人物
秋葉真結美(あきば まゆみ)
明日香の親友である眼鏡っ娘。その名に違わない趣味をしている腐女子で、総司が晶と歩いているところを見て「お兄さん、タンビの人だったんですね」と言っている。
瀬名晶(せな あきら)
総司の後輩で真琴の弟。総司に憧れている。OVAには未登場。
瀬名真琴(せな まこと)
総司の学園の剣道部の先輩である明朗快活な女生徒。
アメリカからの交換留学生。OVAには未登場。
榊原瑞紀(さかきばら みずき)
総司の剣道部の顧問。実はある秘密を抱えている。