ゲーム概要
2015年2月19日発売のシリーズ第4作目。キャッチコピーは『血の衝動を 解き放て』。
前作『ゴッドイーター2』のリメイク版であり、従来からの要素に加え、前作ではアップデートで補填された追加要素を改良したものを当初より搭載、更に本作独自の新システムやストーリー、アラガミ、キャラクター、ブラッドアーツ、武器、スキルなども多数新たに追加されており、システム面を中心に大幅なボリューム増しが図られている。
携帯機のみだった前作までとは異なり、据置機プレイステーション4を新たな対応ハードとしており、プレイステーション・ヴィータと合わせてのマルチプラットフォーム展開となっている。
なお、本作のパッケージを飾るシリーズ恒例の看板アラガミは新アラガミ『クロムガウェイン』となっている。
ゲームシステム
新武器『ヴァリアントサイズ』
前作のブーストハンマーとチャージスピアに続いて、本作で新たに登場した6つ目の新刀身パーツ。刀身を展開することで広範囲への攻撃が可能となる。
また、ブーストハンマー同様に高威力の締め攻撃を繰り出すことも可能。ただし、威力が高くなるのは先端部分のみという制約もある他、刀身展開中はスタミナが消耗されるため、管理に注意しなければ大きく隙を晒しかねない。
新ストーリー
前作ストーリーのその後の展開を描いた新章『RAGE BURST編』が追加されている。また、前作ストーリー自体にも追加や改良が加えられており、前作では曖昧だった部分の掘り下げやストーリーに全く絡みが無かった、マルドゥーク以外の感応種がボスアラガミとして立ちはだかるミッションが追加されているなど、大幅な増量が図られている。
新アラガミ
本作の看板アラガミである新骨格アラガミ『クロムガウェイン』の他、亜種のオロチ、神機パーツと融合した新型アラガミ『神融種』などが新たに登場している。
遺された神機
本作の目玉要素である新採用システムの一つ。戦場において放棄された過去の神機使いが遺した神機のパーツを回収しているという設定を基にしている。ステージクリア後に入手可能なアイテム『遺された神機』には、難易度や確率に応じて様々な種類やレベルのスキルが一つだけ登録されている。これらを使用して、神機のスキルカスタマイズや基本ステータスの底上げが可能となっている。ただし、プレイヤーの神機と『遺された神機』のパーツが同じものでなければ適用は不可能。
スキルインストール
『遺された神機』に登録されているスキルをプレイヤーの神機に付与(スキルインストール)するというもの。使用後は該当する『遺された神機』は消滅する。序盤は単一スキルのものしか入手出来ないが、ストーリーを進めることでより強力な効果を持ったスキルの入手も可能となる。
神機の強化
稀に『+1』の数値が付与された『遺された神機』が手に入ることがあり、これを使用すると神機の基本ステータスを一定値分底上げすることが可能となっている。ただし、一つの神機に適用出来る強化は最大で30回までとなっている。
スキルリビルド
アップデートで追加された新要素。複数の『遺された神機』を消費してより強力なスキルを有したものを入手する機能。出現する『遺された神機』のパーツの種類や登録スキルはランダムだが、投入するものの傾向によってある程度コントロールが可能とされる。
ブラッドレイジ
本作の目玉要素である新採用システムの一つ。主人公の血の力『喚起』の効果と特性を応用した一種の切り札とされ、サブタイトルやキャッチコピーの由来ともなっている。アラガミを攻撃することで蓄積する『喚起率』を消費することで、戦闘中に『誓約』と呼ばれる条件を設定、これを一定時間内に満たすことで30秒間『ブラッドレイジ』状態となる。
『ブラッドレイジ』発動中はありとあらゆる攻撃に対して完全無敵になる他、近接攻撃の威力上昇、射撃攻撃のOP消費軽減、スタミナ消費軽減、ステップ速度及び距離の上昇、一部動作の途中キャンセルなど、様々な恩恵を受けることが可能となっている。
喚起率
ブラッドレイジの発動に必要なエネルギーゲージの一種。パーセンテージで表記され、最大で400%まで貯めることが可能。アラガミに攻撃を行い、与えたダメージの数値に応じて上昇する。これを100%分消費することでブラッドレイジ発動の前段階である『誓約』の設定が可能となる。
誓約
ブラッドレイジの発動に必要な様々な条件。喚起率を消費することで設定が可能となり、これを制限時間内に満たすことでブラッドレイジの発動が可能となる。設定した誓約の数と難易度によってブラッドレイジ発動時の攻撃力上昇補正が向上し、誓約の内容が厳しければ厳しいほど、達成後に発揮される火力も絶大なものとなる。しかし、逆に条件を一つでも満たせなければ、ブラッドレイジは発動せず喚起率が無駄に消費されるだけで終わってしまう。
ブラッドレイジに対する、否定的な意見
最も言われているのは、使用可能に至る経緯である。
前述の圧倒的なメリットから、「さぞドラマティックな経緯があるのだろう!」と思われるが、実際は「拠点にいる整備士との数回の会話後、唐突に使用可能になる」と言う、手抜きにも程があるものだった。
NPC関連
前作からシステムが大幅に一新されている。同行回数によって能力が強化されるシステムに代わり、様々な新要素が採用されている。
パーソナルアビリティシステム
NPCキャラのスキルを最大4枠までカスタマイズすることが可能となっている。スキルはミッションに同行させることでクリア後に入手可能な『AP』や初回クリア報酬などで手に入る『GAP』を消費することで習得が可能。キャラクターエピソードを進めることによって、各NPCキャラクター固有の複合スキルも解放され、習得・装備させることが可能となる。
作戦支援スキル、サポートキャラ
ミッションクリア後に様々な恩恵もたらしてくれる『作戦支援スキル』が追加されている。また、各NPC毎に一つずつ固定の作戦支援スキルが設定されており、同行させたミッションをクリア後に発動させることが可能。ただし、選択画面に出現する確率が設定されており、必ず選べるわけではない。また、前作では非戦闘員キャラだったNPCの多くも、作戦支援スキルを複数習得・装備可能な支援専用の『サポートキャラ』としてミッションに同行させることが出来るようになっている。
神機パーツの付け替え
アップデートによって追加された新要素。とある高難易度ミッションを特定のNPCと二人だけでクリアした場合、そのNPCの神機パーツをミッションをクリアした際にプレイヤーが装備していたものと同じパーツへと付け替えることが可能となる。ただし、初期武器以外のものに付け替えた場合はブラッドアーツやブラッドバレットが使えなくなるという欠点もある。また、背景設定上一部のキャラクター(雨宮リンドウなど)は付け替え自体が不可能となっている。
登場キャラクター(本作からの新キャラのみ紹介)
フェンリル本部情報管理局直属の神機使い。18歳。
螺旋の樹の調査のために局長フェルドマンに従って極東支部を訪れる。腕輪を装着した腕を何故か包帯で覆い隠している。他人の神機をその神機に喰われることなく使用可能な特殊能力の持ち主であり、アラガミ化が進行した神機使いを介錯する任務に従事していた。
- アイザック・フェルドマン(CV:安元洋貴)
フェンリル本部情報管理局局長。29歳。
若くしてフェンリル幹部職員の立場にある有能な人物。本部の意向を受け、螺旋の樹調査のために管理局の局員やリヴィらを従え極東支部を訪れる。特権を用いて慎重に対応しようとする極東支部の人員を半ば強制的に従え、任務を強行するが…。
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別名・表記ゆれ
GOD EATER 2 RAGE BURST GE2RB レイジバースト