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ゴム跳び

ごむとび

主に女の子向けの屋外遊び。昭和期(特に後期)に流行した。いわゆるゴム遊びの一種。
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昭和後期(特に80年代)に流行した遊び。

ゴム遊びの一種。往時は主に女の子向けとされていた。


概要編集

適度の距離を取って向かい合った二人(あるいは二本の柱)の間を渡したゴムを、歌のリズムに合わせて跨ぎ跳ぶ遊び。使われる歌は学校のレクリエーションで使われるような曲の場合もあれば流行歌を用いる場合もあった。


使用するゴムは百均の平ゴムを使用……とか、この遊びを解説しているいくつかのサイトには書いてあるが、この遊びがリアルタイムにガチ流行りした80年代には平ゴムは家庭に常備はしてあっても(パンツゴムの替え)子どもには高価なものであった(当時に百均など無い)ため、複数の輪ゴムを集めて鎖状に繋いでひも状にしたもの(輪ゴムひも)を使用するのが常であった。(リアルに家常備の平ゴムを使うとガチに折檻レベルで叱られる事も当時はありふれた一幕と言えた)

特に当時、本屋で『なかよし』『ちゃお』『ぴょんぴょん』『りぼん』の立ち読みを防止するために冊子にかけられていたり、そうした雑誌のキット付録にまとめ紐や部品として使われていたり、八百屋やスーパーなどにおいて総菜パックのふた締めをしたり野菜などをまとめたりするという、様々な用途に使われていた「カラー輪ゴム」を使うと非常にカラフルでオシャレになった。

当時は近所や学校の少女たちが、家で不要になったカラー輪ゴムを持ち寄り、ゴムひもの製作を仲間内のみんなで行っていた。そのためご近所のゴム跳び遊びで用いられるゴムひもは一種の共有財産でもあった。これもまた当時のコミュニティコミュニケーションの一種と言えた。


ルールや種別編集

子どもの遊びであるため、常として地域ごとのローカルルールや跳び技も多く、バリエーションに富んでいる。


例えば跳んでいる最中に足に紐が絡まってゲームオーバーとするルールもあれば、跳びながらゴムひもを足に絡めたり踏んだりする事を「技術」と捉えてそのバリエーションを競うルールもあった。その場合はゴムひもが切れたらアウト(輪ゴムひもは切れやすく、またその分スリリングさが増す。危ないけど)というルールが用いられている場合もある。


ゴムひもを渡す高さによる難易度もあった。足元、膝、腰などが知られるが、時にゴムひもの位置を頭上(バンザイの両手にゴムひもをひっかける)に据えてアクロバティックな動きを誘う場合もある。


渡されるゴムは単なる紐ゴムの両端を柱役の二人が両手に持つ(跨ぐゴムが一本=一本跨ぎ)場合もあれば、紐ゴムを輪状に括って大きな輪ゴム状態にして柱役の二人が両端となり輪を引っ張って張り渡す(跨ぐゴムが二本=二本跨ぎ)場合もある。二本跨ぎに一本跨ぎを追加して跨ぐゴムを三本に増やす(跨ぐゴムが三本(以上、以下増加)=三本(以上)跨ぎ)事も理論的には可能と言える。

特に後者(二本跨ぎ)の場合は跨ぐ二本のゴムの位置関係によって呼称が変わり、跨ぐ二本のゴムが同じ高さにある場合には「平跳び」と呼び、逆に跨ぐ二本のゴムに高低差をつけた場合には「段跳び(二段跳び)」と呼んだ。


踊る曲が終わる、あるいはローカルルールに規定されたゲームオーバーorゲームクリアを迎えると踊り役が柱役のどちらかと交代する。人数が多く待機列がある場合は「踊り役→柱役→待機列(→踊り役以下繰り返し)」(地域などによっては逆の場合もある)の順に順番を待つ。


余談編集

80年代末期に小学館から出された少女向け雑誌『ぴょんぴょん』は、このゴム跳びを遊ぶ女の子たちのイメージから「前へ上へと元気にぴょんぴょん飛び跳ねる」というイメージで名づけられた。


ちなみに、この時代の男子側のゴム遊びの代表例と言えばゴム銃やゴム飛行機であった。


関連タグ編集

80年代 遊びお遊戯ダンス

ゴム 輪ゴム

走り高跳び 縄跳び長縄跳びダブルダッチ

おばさんホイホイ

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