詳細
型式番号:RVR-42
電脳歴史上最凶のマッドサイエンティスト、アイザーマン博士が手がけた第二世代バーチャロイド。
元々アイザーマン博士はバイパー系をテストベッドとした新機体開発を行っていたが、「VR開発禁止令」で凍結を余儀なくされた後、DNA将校ガキバ・マシュー大佐と接触、共謀してクーデターを起こし第6プラント「サッチェル・マウス」(略称:SM-06)を統制下に置いた。
マシュー大佐との共同開発によるサイファー制作に際し、輸送艇などに頼らずに高火力兵器を戦地へ自力で搬送する為に可変機構を採用。勿論推進機関も高出力なので地球への単独突入・離脱も可能。その姿が初めて世に現れた時、3機のサイファーは3000kmに渡って散在する4つの戦闘区域を駆け抜け、僅か6時間で全ての戦域を制圧して見せた。これが、後に「飛翔する殺意」の名と共に畏れられるサイファーの初陣となった。
開発に際し、アイザーマン博士は第08プラント、「フレッシュ・リフォー」(略称:FR-08)の管理下だった第01プラント「ダンシング・アンダー」から強奪したV-クリスタル質(バーチャロイドのコアである、V-コンバータの製造に必須の物質)を使用していた。その理由はアースクリスタル質とムーンクリスタル質を混合したハイブリッド・Vディスクを使うことでアイザーマン博士が納得しうる出力を持ったVコンバータを開発出来ることが判明したためであった。
これに対して再三の警告がSM-06に対して行われたが、アイザーマン博士が聞く耳を持つはずもなく、FR-08は実力を以っての制裁行動を行うべく、DNAの投入を行ったのだが、宇宙母艦より出撃し、その高機動性で神出鬼没に出現するサイファーに対して有効な迎撃手段を持たなかったDNAの部隊は、その都度手痛い損害を負わされることとなった。
これに焦れたFR-08は本格的にSM-06を征伐するべく大掛かりな情報戦争と、大艦隊の派遣を持って応じるが、これに対してSM-06はFR-08と対立していた第04プラント、「TSCドランメン」に救援を要請。これと懇意にしていたRNAがSM-06防衛の任に就いた。
この見返りに、SM-06はRNAへ優先的にサイファーの供給を確約。サイファーはRNA側のバーチャロイドを示すRVR-42として正式採用された。
ゲーム上での性能
低防御、高機動を極限まで追及した機動戦特化型。
武装はRWがバルカンを主としたレブナントでの射撃、LWがビームダガー、CWがビームランチャー。ビームランチャーはバイパーII同様の収束版と、4WAYホーミングレーザー版の2つを使い分けられるようになり、4WAY版はハーフキャンセルにも対応。バルカン以外でV-アーマーに阻まれる攻撃が殆どなく、近接も悪くはなく、前ダッシュCWの強さ、後ろダッシュCWとしゃがみRWの対空性能など攻撃性能も高い。が、Vアーマーもないに等しい上に体力値も少ないこともあり、バイパーIIと同様、迂闊な被弾は負けに直結する。ライデンのレーザーが直撃したらほぼ試合終了、八割近く体力が吹っ飛ぶか、場合によっては即死しかねない。他にも開幕でアファームドBの近接CW→ダウン追い打ちを喰らうだけで即死、バル・バドスに近接コンボ喰らうと即死など即死ネタには事欠かない。
空中ダッシュの速度が速く、ジャンプ高度が高いので空中での機動力に秀で、空中ダッシュ中に二連続で攻撃を繰り出す事ができるが、その反面、地上での機動性能は決して高くない。空中での攻防が主となるだろう。
空中での行動が多くなる特性上、着地時の隙を消すバルカンジャンプ(着地バルカン即ジャンプorダッシュ)の習得は必須事項となる。これが出来なければサイファーで勝ち続ける事はまず不可能に近い。
特殊技はバイパーⅡから受け継いだS.L.C.ダイブ(無敵は無くなった)と変形機能。変形時間が比較的長く旋回も可能であり、ギャンブルか逃げに使用するのが主だろうか。
関連イラスト
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マイザー・・・VO4に登場する直系の第3世代型。現地仕様のサイファーを基にしており、可変機構、S.L.C.ダイブなど、引き継がれた要素は数多い。