本作に関する注意喚起
(以下、本作より引用)
本作は自殺、自傷、虐待、トラウマ、いじめ等の表現が含まれるため、あなたに適さない可能性があります。本作は自殺・自傷を推奨、または軽視するものではありません。
もし自分が自殺や自傷を行うリスクがあると感じたら、専門家に相談し、自殺や自傷の予防を目的とした専門的な助言、支援、または治療をお受けください。
今すぐ助けが必要な場合は、お住いの地域の相談窓口や最寄りの病院にご連絡ください。
もし、身近な人がそういう悩みを抱えていると気づいたら、声をかけてください。
あなたの勇気ある一歩が、かけがえのない命を守ることにつながります。
サイコロジカルホラーというジャンルを取り扱うテーマの都合上、非常にセンシティブな内容であるため、プレイ開始前やロード画面で上記のようにプレイヤーへの配慮が行われている。
プレイヤーが極力安心してゲームプレイ出来るように(またはプレイを中断できるように)同じ境遇やトラウマを持つ人向けに、精神衛生の注意喚起や専門相談窓口のURLを表示するなどの対処を行っている。
このような配慮は本作を皮切りに以降の作品(SILENT HILL 2 リメイク)でも行われている。
概要
2024年2月1日に「State of Play」で「サイレントヒル2リメイク」の最新情報公開と共に本作を発表と同時にPS5で同日「無料配信」という突然の告知にシリーズファンたちから歓喜の声があがる。
本作は無料の短編ゲームとして発表されたが濃密なゲーム性と現代社会で起きる「いじめ」「ネグレクト」「虐待」などの社会問題、そこで起きる自傷や自殺などの悲劇を主題として重く陰鬱なテーマを描いている。
「裏世界」や登場人物たちの精神で具現化した「クリーチャー」、高度ななぞ解きなど従来の要素を踏襲はしているが本作の特徴として主人公が「裏世界」の異常性やクリーチャーの存在に酷く怯えるごく普通の一般人であるため戦闘手段が皆無である。
アメリカ北東部の田舎町「サイレントヒル」を中心に物語が展開されていたが本作は「4」「HC」以来となる舞台が「サイレントヒル」ではないドイツの架空の町の寂れたマンションを中心に物語が展開されるというシリーズで初めて「サイレントヒル」が絡まない国外の町を舞台にした完全に独立した作品である。(ただし、作中で小ネタやファンサービス程度に資料やファイルが記述されている)
あらすじ
友だちのマヤに呼び出されたのは、自殺の名所と噂される廃墟のマンション。
誘われるように廃墟を進むと、怪奇現象が次々と起こりはじめる。
変貌していく空間。徘徊する不気味な怪物。
「見つけるまで、ここから出られない」
マヤからのメッセージが意味するものとは。