「ザグレウスに神の務めを果たすつもりはない。ただ神々の道に分岐を作り、神々を弄び、数々の混沌と無秩序を生み出していった」
概要
オンパロスに登場するタイタンの一柱。災厄の三タイタンの一角。
「詭術」を司り、権能は「飛翔する幣」を有する。
笑いながら涙を流すような二面性の神として描かれており、虚言と欺騙を司ることから多くのオンパロス人に忌み嫌われている。旅に出る前、人々は盗難や不幸に遭遇しないようザグレウスを罵る風習がある。逆に困難に直面したときは祈りを捧げてすべてが好転するように願ったという（人間とは調子のいい生き物である）。
これがザグレウスが神として容認されている理由でもある。一方神権には一切興味を示さず、荒涼とした砂漠地帯に突如顕現するという。
自身を祀る神殿や祭壇を持たず、信者すらザグレウスを祀らないことから「貧者と凡人の神」と呼ばれた。
またザグレウスはアッハ同様、非常にいたずら好きとしても知られている。タレンタムの天秤とファジェイナの杯を盗んだり、人々から崇拝されるためにモネータの地位を奪ったりと悪名は神々まで知られていた。その悪行をとめるべく、神々はザグレウスの身に星を結び付け、いつでも居場所をわかるようにしたという。
そんな神もゲーム開始前にはすでに逝去。火種の継承者について公表されていないが、メインストーリーで眷属シーフがサフェルを同業者と呼んでいることから黄金裔はサフェルであると思われる。
ザグレウスの手
「蠱惑の手」とも呼ばれ、神体の一部。ザグレウスの殞落後、オンパロスの人々はその神体を自分たちの役に立てるよう改造したもの。
