概要
アヴァシン麾下の天使の一人。
ギセラ、ブルーナそして今は亡き天使の4人は同じ夜明けの中で同一の根源から生まれた姉妹である。
鎧と、裾がいくつにも裂けた緑の衣を身に纏っている。武器は鷺の頭部を象った大鎌。
空翔ける白鷺と呼ばれる誕生と純潔の天使たちの長であり、新月/The New Moonと照応する。彼女たちは空翔ける雪花石の天使たちとは対照的に、人々を生命への危機から守護すると言われている。
時が経ちアヴァシンが狂気に囚われ、人間は滅ぼすべき存在だという思考に呑まれると姉妹がそれに同調する中、只一人袂を別つことを決意する。彼女は人間が醜い部分も持っていることを知ってはいるがそれと同じく優しいく美しい部分も持ち合わせておりそれらすべてを愛していた。
そして彼らに上司や姉妹が刃を向けるなら千年前に姉を見捨てることになった時とは違い今度は戦うことを決意する
・・・だが、そんな彼女を待ち構えていたのは、イニストラードにいつの間にか顕現していた強大な存在に肉体も精神も汚染され、不気味に融合したもはや姉妹は呼べない存在となり果てた怪物だった!!
ブルーナはもはや存在しなかった。
ギセラはもはやギセラではなかった。
その代わりに、二人は生まれ変わった。女神へと。一体へと。エムラクールへと。
こうなってしまってはもはや手の施しようがない。人間たちの避難場所となった聖地スレイベンを襲撃したブリセラというその怪物を、其処を守護するサリアと連携し泣く泣く討ち取り被害を食い止めたのであった・・・。
さらに時は経ち、イニストラードの昼夜の均衡を戻すべくアーリン・コードがゲートウォッチ達の協力を得て”月銀の鍵”というアーティファクトを探し求めてることになった。その旅で一行は現在はソリン・マルコフがもっていることを突き止めるが、異界月の一件ですっかり不貞腐れてしまった彼は聞く耳を持たずそれどころか一行に剣を向けてきた。
そこにアーリンの祈りを受けたシガルダが一行に助太刀すべく駆け付けた。
「何処まで堕ちてしまったのですか。石からかろうじて這い出て、隠れ潜むだけとは」
「アーリン・コード――貴女の信仰が私をここに呼び寄せました。貴女の心は公明正大です。月銀の鍵は三階、ソリンの私室で見つかるでしょう。行きなさい。私にはこの者のかつての創造物について、話すことがあります」
・・・とまぁ、周囲の環境や人物に振り回されながらも、ひたすら人間に愛情を注ぐ、まさにファンにとって理想的な天使といえる。