「道具をあと1コ拾えるかどうかで命を拾うかもしれないぜ?」
概要
『Pokémon LEGENDS アルセウス』に登場するキャラクター。
ギンガ団に所属する団員の一人で、本部の警備を担当しているが、実は怪しげなポーチ拡張術を「収納術」と称して有料で指導する副業を行っている。
ゲーム内通貨を渡すことで機能が拡張ができるNPCとしては、過去作におけるミツバに近いギミックと思われる(ただ、あちらが徴収していたのは金ではなく一種のポイントのようなもの)。
『LEGENDSアルセウス』では、最初は主人公が持つことのできる持ち物の種類が少なく、上限を拡張するにはシュウゾウにお金を払ってこの「収納術」を買う必要がある。
最初こそ「100円」という良心的な価格だが、拡張回数を重ねるにつれ要求金額は加速度的に上昇。最終的には100万円という異常な値段を吹っ掛けられることになる
本編では素材を集めて道具を自作する必要性が高く、必然的にポーチ拡張を求めてシュウゾウに貢ぐことになるのだが、あまりに阿漕な価格設定に捕獲で稼いだ金をすべて彼に落としてしまうことになり、多くの身勝手なプレイヤーから「ぼったくり」「情報商材詐欺」と怒りを買った。
本作は『剣盾』とは異なり、ポケモンを捕まえる以外に金策と言える手段が少なく、プレイヤーが常に金欠になりがちなのもそういった感情に拍車をかけたと思われる。
また、ポーチの見た目を大きくすることなく、ポーチ内の空間を拡張したとしか思えないくらい多くの品を収める技術を持つことから、空間を司るパルキアが化けているのではないかとネタで言われることもある。
更に話しかけて買わないと嫌味まで言ってくる。
また、値上げに関しては、本部外の祠の前にいるお婆さんもおまもりの値段を上げるが、あちらは「すでにおまもりを持っているけど、買うのかい?」「ポーチの中身を圧迫してしまう」とシュウゾウのようにこちらを煽ったりしないため、身勝手なプレイヤーの怒りを買っていないし、むしろアドバイスまでしてくる。ギンナンも購入個数に応じてからくりの値段を吊り上げるが、電化製品の値段としては妥当な範囲で収まっているため、やはりシュウゾウのように恨まれることはない。
一応、警備に関しては真面目に取り組んでいるようで、中盤にツバキが勝手に本部に乱入する際、ツバキを止めようとして振り切られている。
それを聞いたデンボクが怒り心頭で「警備担当を鍛えなおす」と発言していたことから、シュウゾウはその後デンボクからかなり厳しい指導を受けたようである(それを聞いていたセキは「警備担当に迷惑をかけてしまった」と申し訳なさそうにしていた)。
シュウゾウとの上手な付き合い方
道具を預けられる「道具箱」には種類の上限はないので、積極的に活用しよう。
「持っていくボールの種類を限定する」
「クラフトは村やキャンプで済ませ、素材はまとめて道具箱に保管する」
この2点を守るだけでも、ポーチに余裕を持たせることができる。
「時空の歪み」には換金アイテムが多く転がっているが、重要なのは時空の歪みが予告されてから実際に発生するまでには十分なタイムラグがあるということ。
このタイムラグを利用してアルセウスフォンでキャンプに瞬間移動、すぐに必要にならないアイテムを全て道具箱に収めてスペースに余裕を持たせてから時空の歪みに向かう(+現地に着いたら大抵のポケモンを振り切れる脚力を持つアヤシシに乗って爆速でアイテムを回収する)ことで、たくさんのアイテムを拾うことができる。
「あかいかけら」などの単体ではあまり使い道のないアイテムもあるが、ほしのかけらのレシピをクラフト屋で購入すればほしのすなと合体させて5000円の換金アイテムに化けさせることができる。ほしのかけらのレシピは忘れずに買っておこう。
また、手持ちのポケモンが成長すると、「時空の歪み」での換金アイテムの収集が簡単になるほか、ストーリークリア後には野盗三姉妹を倒すだけできんのたまを4個(つまり4万円)確保出来るようになるなど、金策の手段が飛躍的に増える。無理に序盤にシュウゾウに貢がなくとも、じっくりゲームをやりこめばシュウゾウを札束で殴ることも可能なのである。そういう意味では、ある種のエンドコンテンツと言えるのかもしれない。
余談
最後まで収納術を習得した際、シュウゾウは「どんなものでも無限に入るカバンを研究する」と述べている。
未来のポケモンの世界では、第四世代以降バッグに入るアイテム数には「各種999個」という縛り以外限界がなく、ゲーム内に存在する全てのアイテムを収納することが可能である。
案の定例の人と掛けたネタも見受けられる。
「ポケモン図鑑完成後もラベン博士から報酬を何万も巻き上げていく主人公もシュウゾウと同レベル」という意見もわずかに存在するが、 図鑑を完成させたからといってポケモンの全てが分かったわけではないこと(アニポケでもフリード博士が似たようなことを発言している)、図鑑の製作を含めたポケモンの調査がギンガ団の任務であり、主人公が受け取る報酬もラベン博士のポケットマネーではなくギンガ団からの正式な給料である可能性が極めて高いため、シュウゾウと同一レベルに扱うのは不適切であることが分かる。
関連タグ
ボックリン:同じくポーチを拡張してくれるキャラ。渡すのは金銭ではなく専用アイテムであるが、増やすほどに要求数をつり上げる点は共通しており、ボッタクリンと呼ばれるなど、ユーザーからの扱いも似ている。