シレノス

しれのす

ギリシャ神話に登場する半人半獣の精霊。

概要

ギリシャ神話に登場する半人半獣の精霊。シーレーノスと表記される場合もあり、セイレノス(セイレーノス)との別名を持つ。

同じ半人半獣の種族であるサテュロスに酷似した容姿をしているが、サテュロスが半馬であるのに対してシレノスは半山羊という相違があり、ローマ神話のシルウァヌスと同一される。

ワインの神ディオニュソスの教師にして忠実な僕であり、何時も大量のワインを飲んで常に酔っ払っており、同じディオニュソスの従者を務めているサテュロスに支えられたりロバに載せられたりすることになる事もしばしばあるといわれている。

彼らはサテュロスよりも年寄りで大変賢く、予言や音楽に精通しており、酔い潰れた彼らをうまく捕まえて質問する事ができれば、大事な秘密を教えてくれるともされている。

シレーニ

ディオニュソスの従者を務める禿頭の肥満体をしたシレノスで、脚も人間と全く変わらず、時には薄い唇とずんぐりした鼻を持つ姿で現される事もあり、大変な酔っ払いであったとされている。

関連タグ

シルウァヌス　ディオニュソス　ギリシャ神話