しかし、チェスデーモンに共通する毎ターンのライフコスト(しかもその中でも高めの800ポイント)に加え、このカードは自分のフィールドにあらかじめデーモンモンスターを用意しておかないと召喚・反転召喚できないという制約がある。扱いの難しさはやはりキングだからか。一応特殊召喚は対象外なのでそれを狙うか、普通に条件に従って別のデーモンを用意して呼び出すかはデュエリスト次第。なお、後者の場合は別にチェスデーモンでなくてもよく、とりあえず「デーモン」の名を持つモンスターが居さえすればいい。キング繋がりでレッド・デーモンズ・ドラゴンと並べてみるのも一興。

なお、チェスデーモンと共に並べる場合は自分のライフの負担が尋常ではなくなるため、万魔殿-悪魔の巣窟-の併用を強くオススメする。このカードに限った事ではないが、チェスデーモンのライフコストは強制効果であり、「ライフが足りなくて支払えない」状況でない限り「支払わない」という選択肢は取れない。もし自分の残りライフが800の時、ジェノサイドキングデーモンが表側表示で存在する状態でスタンバイフェイズを迎えてしまうと、「支払える」800ポイントが強制的に支払わされ、そのままライフが0になり敗北が決定となってしまう。ちなみに足りなくて支払えない場合はライフは減らないものの、ジェノサイドキングデーモンは自壊して墓地送りになってしまう。

漂う風格や目立ちやすいポジションのためか、魔法・罠カードのイラストでの客演が多い。また、デスルークデーモンやディスカバード・アタックなどの専用のサポートカードを持っており、明らかに他のチェスデーモンとは別格の扱いを受けている。その点はやはりキングだからか。

因みにこのカードが登場から数ヶ月後、非常に名前のよく似たモンスターが登場し、しかもそのモンスターが意外なくらい強かったために盛大にネタにされた。