CV:佐倉綾音
概要
フロンティアジムでリンネのコーチを担当している女性。
自身も元格闘家だが、体格と頑丈さに恵まれなかったために故障を繰り返し、タイトルを得る前に引退を余儀なくされ現在に至っている。
才能至上主義でナカジマジムのノーヴェ・ナカジマとは、以前テレビ番組の対談で育成方針を巡って対立し、決着をつけるためにナカジマジムの選手たちに挑戦状を叩きつけた。
もっとも、ノーヴェと対立しているとは言っても思想にズレがあるという程度であり普通に話せる仲である。
ある日、いじめっ子3人組に対する復讐事件に責任を感じて家を去ったリンネ・ベルリネッタが、街中でいじめっ子の兄を中心とした犯人グループに誘拐される現場に出くわし、根城である無人のゲームセンターまで追跡してリンネを救った。
この時に彼女の秘められた潜在能力を目撃し、後に格闘技の世界に入ったリンネの専属コーチになった。
リンネの抱える影を察してこそいたものの、いつか格闘技の面白さに目覚めてくれる・それまでに無理に正すことは戦いの動機を失うことになる、自分の届かぬ夢を叶えてくれる逸材を手放したくないと目を背けており、結果それがのちのちになって、大きな破綻へと繋がってしまった。
それでも、リンネに対しての思い入れは本物であり、涙を流して自身に誤りがあったことを認め、リンネが帰ってくる事を望んでいた。
穏やかな性格だが、現役を引退しても格闘技の実力は衰えておらず、前述の犯人グループをたった一人で全滅させた。
ミウラ・リナルディを「10年に一人の逸材」と評しながらも、その才能をナチュラルに「私と同等」と扱っているあたり、才能至上主義は実体験による部分もある模様。
リンネの実力に自信を持つために挑発的で見下したような言動が目立つが、ミウラやヴィヴィオにケガをさせたことについて見舞いに現れるなど、対外的な礼儀はしっかりしている。