概要
スキュラはアクションゲーム『アーマード・コア3』の登場人物。
人物像
乗機はマシンガンの武器腕、背部にチェーンガン2門という連射武装をガン積みした四脚型 ACの「デルタ」。
多数のミッションで僚機選択可能ながらヒッジョーーに無口で、他僚機に比べてかなり影が薄い男性レイヴン。
スキュラとは上半身は女性、下半身は魚、腹から六つの犬の頭が生えたギリシャ神話の怪物。「デルタ」とはギリシャ文字のΔ。おそらくクレストという意味。
スキュラは戦闘経験が豊富で、ACの機体特性を考慮して兵装を選択しており、状況に応じて的確に武器腕の使い分けを行うなど、戦いぶりにもかなりの冷静さとクレバーぶりを感じさせる人物と評されている。
当初MT(クアドルペッドG)パイロットとして登場、ストーリーが進行するとACに乗り換える。傭兵としてはレイヴン(プレイヤー)の先輩にあたるが、ACパイロットとしては後輩になる。
声質は静かな感じで、かなり簡潔な話し方の青年。僚機達は元々セリフが多いわけではないが、わずかなセリフの中にも性格や人物像が垣間見える。しかしスキュラは格段にセリフが少なく短い、抑揚もないというかその隙もない。ダメージを受けたり撃破されても一瞬だけ無線雑音が聞こえる程度で、なんとか狙って聞けるセリフも「帰還する」と簡素。
メールも挨拶抜きで簡潔かつそっけなくて、なんとなくぶっきらぼうな感じ
スキュラ「機体を乗り換えた。速射性能に優れた機体だ。使ってやってくれ。」
ゲーム中では
ストーリーでは前述の通り当初MT(クアドルペッドG)パイロットとして登場、ストーリーが進行するとACに乗り換える。
序盤から終盤まで多数のミッションで雇用できる。しかし、クアドルペッドGでは序盤のMTですらない改造重機にボコボコにされるほど弱いので雇う意味があまりない。ACに乗り換えるとチェーンガンがあるため弱冠活躍できるが、妙に雇用費が高いうえに他の僚機達の方が強かったりキャラが良かったりするので選択肢に上らない。
アリーナではEランク22位の補填ランカーとして登場。
EXアリーナでは選択僚機として登場。チェーンガンが優秀でファナティックより積極性はあるためD、Cランクぐらいなら互角に相手してくれる。
搭乗機:デルタ
四脚型のMTに搭乗していたためか、慣れた四脚型ACを選択している。しかし、MT時代の手砲であるパルスキャノンは装備していない。
武装は速射・連射兵器のみという偏った構成、しかし単純な乱射をするためではなく四脚型の特性を考慮し、実弾兵器のみの構成を図った結果とのこと。防御力の底上げのためにかエネルギー盾も装備している
機体は堅実なパーツで揃えられ、全体的な見た目はかなり角張っている。
機体色は青灰色(メタリックブルー?)とシルバー。エンブレムは怪物スキュラのシルエットにΔ(デルタ)が重なったもの。
メールで表示されるエンブレムには専用のアニメーションがある。ギリシャ語で「K?u? train」「l?ue Skylla」と表示される。
四脚型脚部は停止して構えが必要な武装を構えたまま移動可能で、高い火力を発揮できる。欠点はエネルギー消費が非常に大きいこと。そのためエネルギー系武装と相性が悪い。スキュラによるとその特性を考慮して実弾系武装だけを選択しているとのこと。(ならば何故エネルギー盾を選択した・・・)
マシンガン武器腕は仕様による命中率の低さ、装甲が0なため耐久力が低く、弾消費が激しいので継戦能力が低いといった複数のハンデを抱えることになる。しかし、両腕から一度に発射されるため火力が2倍で、切り替えれば4発発射も可能で瞬間火力が高い。腕そのものが武装であるため、通常機体の腕+武装を積むよりも軽量、ゆえに総重量を軽減できるので積載量に余裕が持てる。そしてなんといっても、見た目が最高にカッコイイ。
背部のチェーンガンは弾数、威力、連射力ともにハイレベルな凶武装。構え動作が必要だが四脚型なので移動しながら使用できる。
相手に接近、ブーストでスライド移動しながら武器腕マシンガン、チェーンガンを乱射するのが彼の戦法。
対策、武器腕はロックオン精度に問題があるため命中率が非常に悪い。よほど近距離か動きを止めない限り当たらないので攻撃のチャンスとなる。近中距離にいるとチェーンガンで蜂の巣にされるので、大きく距離をとってミサイル。移動とサイティングが甘いので、いっそ至近まで接近して側面に回り込むのも有効。
クレストと関わりが?
機体のメインパーツはクレスト製で構成されていて、僚機として参戦するミッションの依頼主はほとんどがクレスト。(1件だけミラージュの依頼を受けているが、キサラギが独占していた利益を他企業皆で共有するという意図なのでクレストも利益を受ける)
なんといっても機体エンブレムには大きくΔ、クレストのロゴを使用している。レイヴン名ともなっているスキュラの絵よりも大きく、上から重なるようにでかでかと。単にクレスト好きなだけのマニアなのか?元はクレストのMT部隊にいたのか?クレストがスポンサーになっているのか?専属契約を交わしているのか?フロム脳の出番である。
クレストと関わりがあると思われるレイヴンは他にも複数いて、クレスト製パーツを多用していることが多い。
管理者寄りのクレストも大好きなサイプレス
何故かクレストの厚い信頼を受けているエクレール(AC3SL)(元所属か隠れ専属契約?)
専属契約している&スポンサージノーヴィー
よく来てくれた。残念だが、二次創作などは始めからいない。
スキュラの最大の特徴は特徴らしい特徴が無いことである。
僚機として選択可能でも何故だか通常よりもセリフが少なく、聞く条件も厳しい。歴戦のレイヴン(プレイヤー)でも彼の声を聞いたことがない人は多いのではないだろうか?
強くて雇用費が安いスパルタン、イレギュラー認定してくるリップハンター、難度の高い救出ミッションがあるコールハート達の方が目立つ。
スキュラの機体構成はチェーンインパクトとほぼ同じであり。チェーンインパクトはミッションで敵として登場、戦闘狂のような台詞、閉所で強いられる乱射戦と名前どおりインパクトを残す点も大きい。
想像の余地が極端に少ないため二次創作もほぼ存在せず、MAD関連や小説等とも無縁な存在で注目されることは皆無。影が薄い。
そんなスキュラにも晴れの大舞台に立つ場面が訪れる。
コトブキヤ ARMORED CORE V.I.(ヴァリアブル インフィニティ)シリーズ「クレスト CR-C75U2 デルタVer.」の発売である。
シリーズ第13弾にして初の四脚型ACのキット化であり、素敵な武器腕とチェーンガンもついてくる、四脚ながらも全体のパーツは少なく組み上げやすく、素組みでもおかしくない色合い、飾った際も四脚ゆえの安定性を発揮するなどほぼ最高と言っていい仕上がり。
ゲーム中では地味かつ影が薄いスキュラ、コトブキヤによってナインボール、フォックスアイ、デュアルフェイス、ファシネイター、クレスト白兵戦型といった大物たちと肩を並べることになった。