カードテキスト
「スクラップ」と名のついたチューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分フィールド上に存在するカード1枚と
相手フィールド上に存在するカード2枚を選択して発動する事ができる。
選択した自分のカードを破壊し、選択した相手のカードを手札に戻す。
このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、
シンクロモンスター以外の自分の墓地に存在する
「スクラップ」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚する。
概要
スクラップモンスターの一体に数えられるドラゴン族のシンクロモンスター。
スクラップ・ドラゴンの上位種に位置付けられる存在で、首を二つ持っている。更なる強化形体として三つ首のアトミック・スクラップ・ドラゴンが存在し、実際このカードはスクラップ・ドラゴンよりレベルが1高く、アトミック・スクラップ・ドラゴンよりレベルが1低い。また、攻守の数値もスクラップ・ドラゴンとアトミック・スクラップドラゴンのちょうど中間。
ただし効果は純粋に強化されているわけではなく、特にアトミック・スクラップ・ドラゴンは攻守のステータスは3体の中で最も優秀だが、相手のフィールドには特に影響を及ぼさない効果であるため使い勝手が大きく異なる。所有していてもあえてアトミック・スクラップ・ドラゴンを採用せずにスクラップ・ツイン・ドラゴンを切り札とするスクラップ使いも多い。むしろこのカードこそ最強のスクラップ、という声も。
どんなチューナーでもシンクロできるスクラップ・ドラゴンとは異なり、スクラップ・ツイン・ドラゴンはシンクロ召喚の際にスクラップのチューナーモンスターが必須となる。また、レベルも9なので調整が少々難しく、汎用性では劣っていると言える。その代わりに必ず墓地にスクラップモンスターを送ってから特殊召喚することになるので、破壊された時の効果が腐りにくい。これらの特徴からスクラップデッキでの運用に特化した、スクラップ・ドラゴンよりも(効果的に)スクラップらしいモンスターであると言える。
スクラップ・ドラゴンとほぼ同じ条件で効果を使うことができるが、スクラップ・ドラゴンが相手のカードを「1枚」「破壊する」のに対し、スクラップ・ツイン・ドラゴンは「2枚」「手札に戻す」効果である。破壊よりも耐性をすり抜けられる場合が多く、瞬間的なアドバンテージを稼ぎやすいが、永続魔法などはまたすぐに利用されてしまう可能性が高く、効果的に使うには少々コツが要る。なお、裁定により自分のカードを破壊できなかった場合は効果自体が不発となり、相手のカードも戻せないので要注意。