ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

スケイルアーマー

すけいるああまあ

布地に無数の金属片や革を鋲などで止め、鱗状にした鎧。 日本では、小札帷子・魚鱗具足と訳されることもある。

概要

スケイル・アーマーのスケイルというのは鱗のこと。丈夫な布地の下地衣服の上に、金属片や革片(RPGなどのファンタジー世界ではドラゴンなどその世界にしか存在しないモンスター類の鱗をそのまま使用してる事も有る)を魚の鱗の様に上端部だけ留めている。その起源は鎖帷子よりも遥かに古く、旧約聖書にも登場する歴史の長い鎧でもあり、紀元前1400年から1600年代の古代エジプトのファラオも使用していたとかなんとか。またこの方式で作られた「スケイル・シールド」も有った。


スケイル・アーマーの次に歴史のある1枚の胴当てと比較して、防御力は劣る代わりに、作りやすく、柔軟性があるため体を屈伸させることができ動きやすかった。また上端部しか留めない事で攻撃を受け止めた際鱗の様に動く事で相手の攻撃エネルギーをより減免する効果も有ったという。


しかし、後代に出現した鎖帷子と比べると防御性能こそ上回っていたが、鎖帷子よりも重量があるため、鎖帷子が全身を覆えるように大型化したのに対し、スケイル・アーマーは胴体部分までのカバーが限界だったという。また鱗の様に留められた装甲部分は動く事などで独特な音を発する為隠密性や着用時の快適性(普段から音が鳴るのでうるさい)には欠ける。

さらに後発のラメラーアーマー(小札鎧)やバンディットメイル(帯板鎧)などに比べると防御性能に劣りかつ音を立て五月蠅いなどの欠点がより目立つようになり消えていく事となる。


別名スケイル・メイルとも呼ばれるが、これは誤りで19世紀のイギリスの学者達が、中世では鎖帷子を表す語でしかなかったメイル(英:male)に拡大解釈をして生まれたものだと言われている。


関連タグ

甲冑  鎖帷子 ブリガンディン

関連記事

親記事

よろい

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 12291

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました