概要
1967年にアメリカで製作されたテレビアニメ『スパイダーマン』のテーマソング。
作曲はポール・フランシス・ウェブスターとロバート・ハリス。
別名は『テーマ・フロム・スパイダーマン』
1995年にラモーンズがカバー。
MCAビクターから発売されたアニメ主題歌のカバーアルバム『サタデー・モーニング〜アニメ・テーマ・グレイテスト・ヒッツ』に収録されている。
プレイステーションのゲーム『スパイダーマン』では、オリジナルの曲とリミックスした形でタイトル画面に使われている。
映画版
2002年と2004年に公開された実写映画版『スパイダーマン』では大道芸人が歌っているシーンがある。
第1作ではオリジナル音源とエアロスミスによるカバーバージョンが『スパイダーマン オリジナル・サウンドトラック』に収録され、エンドクレジットの最後にオリジナル音源が使われた。第2作にはマイケル・ブーブレによるカバーバージョンが主題歌として用いられた。マイケル・ブーブレ版はサウンドトラックには収録されなかったが、ブーブレのアルバム『Babalu』に収録され、2004年にシングルカットもされている。
2014年に公開された『アメイジング・スパイダーマン2』では主人公ピーター・パーカーが口笛で吹いているシーンがある。
2017年に公開された『スパイダーマン:ホームカミング』ではオープニングのBGMに採用されている。
2018年に公開された『スパイダーマン: スパイダーバース』では、エンディング後のエピローグ(スパイダーマン2099(関智一)がアース67のスパイダーマン(稲田徹)に会うシーン)にオリジナル音源が使用された、OP曲が使用されるのは2002年の映画以来。
日本での展開
日本では地上波放送で使用された混声合唱による日本語版カバー『快傑くも人間』が1974年放送版として採用され、2017年発売のオムニバスアルバム『チンパン探偵ムッシュバラバラ 〜外国TV映画 日本語版主題歌<オリジナル・サントラ>コレクション VOL.2』に収録された。映画でもバイオリンを引きながら「どこにいったの〜」と歌ったり、ピーターの後ろで「蜘蛛の巣飛ばして泥棒たちを捕まえる♪みろ!来るぞ、スパイダーマン♪」と歌ったり、MCUのスパイダーマン:ホームカミングでアレンジされたりもしている。ドキュメンタリーDVDでは、スタン・リーとスタッフがアメコミの話をしている時にオープニングが流れるが、そこには日本語字幕が存在した。
快傑くも人間での歌詞
クモのように 獲物を狙い
ビルの谷間 飛んでゆくよ
おお クモ人間だ
クモの糸は 正義のロープ
一度巻き付きや 二度と解けぬ
おお クモ人間だ
闇の中に光る瞳
悪を憎み 燃えてるのさ
さあ行け 事件だ ロープを発射
現場に急げ 誰かが助けを
ほら 求めているんだ
それ もうひとっとび
ああ カッコいい~
ドキュメンタリーDVDでの歌詞
スパイダーマン スパイダーマン
クモのごとく動き
巣を張り巡らせ 泥棒を捕まえる
ほら!スパイダーマンだ
その肉体は強じん その血は放射能性
ぶらさがりも得意 上を見てごらん
ほら!スパイダーマンだ
凍えるような夜 犯罪が起こると
光のような速さで 彼は姿を見せる
スパイダーマン スパイダーマン
街の安全はお任せ
ここは彼の街 戦いこそ彼の喜び
さあ!団結して戦おう
問題があればいつも
スパイダーマンが来る!
尚、日本におけるスパイダーマンのテーマソングと言えばこっちの方が有名な節がある。
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駆けろ!スパイダーマン…もう一つのスパイダーマンのテーマ。