概要
カジノのゲームのひとつ。
スライムで競馬のようなレースを行い、どのスライムが一着になるか予想するゲーム。
各作品での扱い
ドラゴンクエストⅤ
スライムの色は異なり1番は緑色、2番は紫色、3番は赤色、4番は普通に青色、5番は黄色となっている。
レース開始前に出走前のスライムの様子を見ることができ、そこから各スライムの調子を判断することが可能。ただし必ずしもその通りの結果になるわけではないため、参考程度。
組み合わせは10通りになり、所謂「馬番連勝複式」方式で番号さえ合っていればどちらが1着でも構わない。一応10通り全てに一度に賭けることもできるが、よほど倍率の高い当たりが来てくれないと無駄遣いになるのでやめておこう。
賭けられるコインは1通りあたり99枚までなので、1レースにつき合計990枚までとなる。コインを一切賭けずにレースをただ見物することもできる。
スライムが走っている時間が非常に長いため、稼ぐには効率が悪い。
色とりどりのスライムたちがぴょんぴょん跳ねる姿はたいへん和む。
途中で眠ったり、バテてその場で息を吐いたり、調子に乗って高く飛び跳ねる余り、着地に失敗して潰れ、気絶したりと妙にアクションは豊富。
上述のように途中で眠ってしまったり、バテてその場で立ち止まったり、着地に失敗して潰れ、一定時間気絶するという事も起きる。この着地失敗→気絶が起きると、大幅なタイムロスとなるため、そのスライムが2着以内に入ることは非常に厳しくなってしまう。
効率を追うにはそもそも向いていないのでおおらかな気持ちで見守ろう。
また格闘場と組み合わせた『スライムレース必勝法』もある。
たまに同じ配当の奴やこれよりも配当の高い大穴がヒットすることもある。
当然リメイク版では修正された……と思いきや、ほとんど同じ方法を用いるさらなる儲け手段が……。
ドラゴンクエストⅩ オンライン
2016年のVer.3.3後期より登場。
自分のスライムを育て、レースに出走させて賞金を稼ぐのが目的となる。
相棒となるスライムの種族とカラーを選び、エサを与えて育て、レースに出走させて勝利ポイントを稼ぐのが目的となる。
主に期間限定で開催されるイベントとして取り扱われていたが、Ver.4.0より常設コンテンツ化。さらにVer.4.4で大幅に仕様が変更された。
レースに出走するためには参加権が必要。最初は12回分の参加権が与えられる。
対CPU戦で「ビギナー」「マスター」の各クラスを戦い、1着になると次のクラスが解放される。
1回出走するごとに4種類のエサ(ランダムで1種、任意で1種)を与えてスライムのパラメータをアップさせられる。まれにレア色に変化するが条件は不明。
「マスターI」クラスまで勝ち抜き、参加権を全て消費すると他のプレイヤーが所有するスライムと対戦する「チャンピオンシップ」に挑戦できる。
「マスターI」で1勝もできないまま参加権がなくなった場合はチャンピオンシップに進めず、そこで終了となる。
チャンピオンシップでは最初に5回の参加権が与えられ、レースで2着以内に入ると1回追加される。追加されるのは最大10回まで。
勝ち続ければ最大15回まで出走でき、その分勝利ポイントを稼げる。
ちなみに極稀にだが同着もありえる。
勝利ポイントを一定値まで獲得することで手に入る称号や、チャンピオンシップまで何度も勝ち進むことで手に入る称号もあるので、時間に余裕があるならできるだけチャンピオンシップを再挑戦したいところ。
開催終了後、賞金として自己ベストの勝利ポイントと同額のゴールドがもらえる。
何度も繰り返して高得点を狙っていきたいが、最終的には無駄なくステータスを上げられるかとか、良い特技を覚えられるかとか、使用特技と相手の相性が良いかとか運の要素が絡んでくる。そこらへんのバランスはカジノのゲームなので当然だが。
現在育成面は問題なくなったとはいえ、やはり最後は運否天賦の問題になってくるので、負けが込んでドはまりすると段々労力に見合わなくなってくる。複数キャラでやる場合等、時間効率に見合わないと感じるならばCPU相手で比較的勝ちやすい予選4~5勝を狙って妥協するのも一つの手。
ドラゴンクエストモンスターズ キャラバンハート(没)
没データにスライムレースがあり、何とスライム系以外の系統も出走する。
コースの地形は草原・砂漠・雪原の3種類存在するが、マップチップは『ドラゴンクエストモンスターズ2 マルタのふしぎな鍵』のものが流用されている。
モンスターが他のモンスターを攻撃することがある他、コース上に毒の沼地があり、HPが0になったモンスターはその時点で失格となる。
いただきストリート
カジノゲームのひとつとして登場。1~5番のスライムでどれが優勝するか選択する。
選択できる順番はカジノマスにとまった人から順番に選択することになる。
SPでは6匹の内1匹を選び勝てばレベル×10~150Gもらえると言う物。
Wiiではスライムの所に書かれている数字は倍率ではなく道中の宝箱の数。
途中にミミックやばくだんいわに襲われたら脱落だが、それまでに獲得したゴールドは賞金として貰うことができる。
ドラゴンクエスト 4コママンガ劇場
数々の漫画家が「自分の仲間のスライムがレースに出走する」というネタを描いた。
1つ目は、無印の7巻にて「栗本和博」が描いたネタ。
主人公がスラリンを引き取りに来たらモンスターじいさんとスラリンは留守だったが、何故留守かと言えば、モンスターじいさんがエサ代のためにスラリンをスライムレースに出走させていたから……というオチである。
2つ目は、「1Pコミック劇場」の6巻にて「タイジャンホクト」が描いたネタ。
主人公がスラリン(レベル20)をスライムレースに出場させた(スラリン自身は嫌々)が、ライバルが全部色を塗ったメタルスライムだったためビリに終わってしまった……というものである。
3つ目は、「4コマクラブ」の16巻にて「える美さな」が描いたネタ。
出場させたスラリンが負けて帰ってきた後「ははっいいんだよ 別のスライムに賭けてたし…」と慰めるというオチ。
4つ目は、「ガンガン編」の13巻にて「水谷みか」が描いたネタ。
帰りたそうに野生のスライムの群れを眺めているスラリンを不憫に思った一行が「負けたら 帰ってくるなよーッ」という激励と共にスラリンをスライムレースに放り出すという内容である。
賭け事が絡んでいるせいか、どのネタも主人公orモンスターじいさんがスラリンを半ば虐げるような内容になっている。
トルネコ一家の冒険記
3巻の「ジーノの町」にて、ジーノ町長がスライムレースを開催する。
普通のスライムに加えて、メタルスライムにホイミスライムやバブルスライムと、スライム系が正式に参加しているのが『ドラゴンクエストⅤ』のスライムレースとは違うところ。
「一家の仲間であるスライムくんを参加させる」「ライバルのバブルスライムは、実は色を塗ったはぐれメタルだった」と、当時の4コマを彷彿とさせる展開がある。
後に『ドラゴンクエストⅩ』ではこのメンツでレースすることも可能となった。