概要
『カードキャプターさくら』に登場するクロウカードの一種。アニメ版オリジナルのカードであり、原作には登場しない。
英語名は「THE THROUGH」、漢字名は「抜」。
カードの絵柄から、実体化すると中国服姿の天女のような女性の姿を取ると思われる。
作中で使用場面は描かれなかったが、壁などの物体を通り抜けることができる。
しかし、通り抜けられる厚さはカードの使用者の魔力に比例するため、魔力が弱い者や激しく消耗した者が無理に分厚い物体を通り抜けようとすると、その中に閉じ込められてしまうという危険性がある。
作中では
クロウカード編
詳細な経緯は不明だが、小学5年生の1学期開始前までにさくらが封印した模様。
第36話「さくらと雪の新学期」にてケルベロスが眺めている複数枚のカードの中に確認できる。
さくらカード編
第61話「さくらとカードとプレゼント」におけるケルベロスの発言から、既に変換が行われていることが示唆されたが、詳しい経緯はやはり不明。
第59話「さくらと知世とボールの罠」では、エリオルの魔法で空間が歪められた小学校内で知世とはぐれた際、さくらが「抜」を使って壁を抜けていくことを思いつくが、抜けた先がどこになるかわからない以上危険だとされ、実際に使用されることはなかった。
劇場版第2作『封印されたカード』
遊園地内のミラーハウスで「無」と遭遇した際、このカードで鏡を通り抜けて「無」の元へ向かおうとするが、既に「無」によって奪い取られた後だった。