スーパーエクスペは、『メダロットnavi』で初登場する機体である。
後述の仕様バグの犠牲者の代表格として語られることが多い。
概要
超特急型の男性型メダロット。『メダロットnavi クワガタバージョン』でのみ、丘ルームで開発できる機体。シフト変形で新幹線列車(の先頭車両)に変形する。
モデルはJR西日本が誇る500系。
変形前は頭部のスコープにより成功値が加算された両腕の射撃攻撃を行える。
変形後はドライブBとドライブCのスコープの相乗効果によりかなり強化され、
ほぼクリティカルヒットするドライブAの貫通効果付きの強力ガトリング攻撃ができる。
…はずだった。
実際は、ドライブAの回数が変形前のスコープと同じ0回になるという仕様上の不具合がある上に、同じく仕様でレベル60「ノース」メダルのメダフォース「かいすうアップ」も効かない為、この攻撃はどうやっても実現しない。そのため変形後は攻撃手段が無いことになる。
射撃攻撃が得意で、格闘攻撃主体のクワガタ機体と組み合わせると相性が良いはずだったのにあんまりである。また、変形前の性能はトレミーに劣るため本格的に使いようがない。
しかもこの「頭部回数が0回の所為で変形後のドライブAが0回になる」ミスはこの機体だけではない(関連タグ参照)。
そもそもの仕様を見直すか開発中に気づいて欲しいものである。
なお、メダロットクラシックスプラスでもこの仕様ミスは修正されなかった。
おまけにデザイナーである藤岡建機氏からも黒歴史認定されているのか『画集にも載っていない』という最早踏んだり蹴ったり状態であった(同じバグのディティラノは画集に載っている)。
能力値
頭部 | ホープスピード | SKS-11NF | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
装甲 | 成功 | 威力 | 回数 | 属性 | 行動 | 特性 | 射程 | 対象 |
70 | 37 | 0 | 0 | 速度 | うつ | スコープ | 0~0 | そうび |
右腕 | ライトスピード | SKS-12NF | ||||||
装甲 | 成功 | 威力 | AP | 属性 | 行動 | 特性 | 射程 | 対象 |
30 | 21 | 7 | 13 | 速度 | うつ | ガトリング | 3~4 | 敵1体 |
左腕 | エコースピード | SKS-13NF | ||||||
装甲 | 成功 | 威力 | AP | 属性 | 行動 | 特性 | 射程 | 対象 |
30 | 11 | 13 | 17 | 速度 | ねらいうち | ガトリング | 3~4 | 敵1体 |
脚部 | レイトラック | SKS-14NF | ||||||
装甲 | 推進 | 機動 | 防御 | 近接 | 遠隔 | 属性 | タイプ | |
75 | 14 | 8 | 30 | 13 | 13 | 速度 | 二脚 |
シフト変形後
変形 | 装甲 | 推進 | 機動 | 防御 | 近接 | 遠隔 | 属性 | タイプ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シフト | 205 | 86 | 24 | 54 | 25 | 29 | 速度 | 車両 |
ドライブA | 成功 | 威力 | 回数 | 属性 | 行動 | 特性 | 射程 | 対象 |
50 | 32◎ | 0 | 速度 | うつ | ガトリング | 4~6 | 敵1体 | |
ドライブB | 成功 | 威力 | AP | 属性 | 行動 | 特性 | 射程 | 対象 |
44 | 0 | 0 | 速度 | うつ | スコープ | 0~0 | そうび | |
ドライブC | 成功 | 威力 | AP | 属性 | 行動 | 特性 | 射程 | 対象 |
27 | 0 | 0 | 速度 | うつ | スコープ | 0~0 | そうび |
今こそ無念をはらす時
「使えない」「存在価値すらない」と散々馬鹿にされたこの機体だが、メダロット9にてまさかの再登場をした。
しかも、致命的なバグを取り除かれて。
ゲーム仕様変更より、メダチェンジがパワー変形になったが、ドライブAの仕様回数は無制限になり、以前のこの機体を知っているメダロッターはまともな戦闘が出来るようになったことに驚き喜んだ。
おまけに後継機エクスペ7まで誕生した。
関連イラスト
関連タグ
ディティラノ…バグ被害者仲間その1。
ノエル(メダロット)…バグ被害者仲間その2。こっちはなんと更に推進バグも存在する超不遇メダロット。
グレートファザー…メダロット4のトナカイ型メダロット。実はこっちがシリーズ初の仕様設定ミス機体である。こちらもメダロットクラシックスでも修正されなかったが、フォースドレインが使えるだけまだ救いがある方。
ブレイブレスキュ…こちらも変形前は頭部が装備パーツなのだが、回数が設定されている。本来ならこいつと同じ仕様にするはずであったことが窺える…。