概要
和名 | セスジナミシャク |
---|---|
学名 | Evecliptopera illitata illitata |
分類 | 鱗翅目 シャクガ上科 シャクガ科 ナミシャク亜科 Cidariini族 Evecliptopera属 セスジナミシャク日本亜種 |
開翅長 | 20~28mm |
前翅長 | 14mm~17mm |
分布域 | 日本(本州、伊豆大島、四国、九州、対馬、屋久島)、朝鮮半島、別亜種が台湾に分布 |
幼虫の食樹 | アケビ科(アケビ、ミツバアケビ) |
越冬態 | 幼虫 |
成虫の発生期 | 4~7月・9~12月/年2化 |
黒褐色の翅に稲妻の様に走る網目状の白線が特徴的なナミシャクガの一種。
前翅後縁には黄褐色の紋があり、どことなく鳥の糞やハエトリグモの顔にも見えなくもない為、急所の頭部から天敵の注意を逸らす一種の擬態と考えられる。
頭頂から腹部背面にかけて明瞭な白線が走り、これが「セスジ」の名の由来。
平地から低山地までごく普通に見られる。
成虫は夜間に林を飛び回り、花の蜜を吸う。
幼虫は緑色のシャクトリムシ。