概要
危険極まりない荒野を戦車で征く本シリーズだが、戦車が入っていかれない地形でも過酷な戦いは展開される。そんな時に頼れる、白兵戦のエキスパート。シリーズ皆勤。
他の職業では装備できないような強力な武具を身につけられるほか、同じレベルかつ同じ武具を装備していても戦闘レベルの高さから白兵戦での与ダメージや被ダメージには大きな違いが出る傾向が強い。
破壊力のみならず、様々な効果範囲を持つ武器を幅広く取り扱えるため、色々な局面に対応しやすい意味でもプロフェッショナルである。
そして、なんといってもHPが高い。
戦車と人間のRPGと銘打つこの作品では、降車時の心細さは経験者であれば一度は味わっているはず。あるいは、戦車と人間の戦闘能力の違いを考えるだけでもなんとなく想像できるのではなかろうか。死ににくいだけの豊富なHPを持っていることはそれだけでも最大のメリットと言いうる。これを根拠に、白兵戦のタイマンを条件としたイベントでは確実にソルジャーを指名しておけば間違いないだろう。白兵戦での総力戦でも、それこそ他のメンバーが倒れてソルジャー1人だけが残った時からが本番とさえ言えるほど。
初期の作品ではプレイアブルキャラクターは伝統的に女性となっているのも特徴。男勝りとはまさにこのこと。
下手な戦車に乗るぐらいなら降りて戦うのを信条とするキャラクターもおり、戦車の扱いは不得意。初期の頃はせいぜい「得意ではない」程度のニュアンスだったが、近年の作品では「苦手」と言ってよい。ただ、それも人間武器を扱える車種であるバイクが登場したことにより欠点を克服させている。
砂塵の鎖以降の特技システムも、白兵戦の長所を伸ばすタイプがほとんどを占めており、「修羅」「死神の矢」「おたけび」などで攻撃力を高めたり、「矢斬り」「インターセプト」「人間パトリオット」で敵の攻撃を迎撃したりと、攻防ともにその戦闘能力の高さに磨きをかけるものがある。特にメタルマックス3以降は「みだれなげ」「ぶっぱなす」による瞬間火力での熾烈な攻めが加わっている。