概要
かつてアルマトランと呼ばれる世界を治めていたと言われる大魔導士。
ジンと迷宮、さらには現在の『マギ』の物語となる世界を創造したとされる存在。
物語の中では度々「偉大なる大王」と呼ばれ、その名を冠した言葉も多く存在する。
一時代に3人のマギを、聖宮で生み出すことができる。
なお、イスナーンのルフの記憶の中では、アモンやパイモン、ザガンに酷似した人物たちを従えている姿が映し出されていた。
アルマ・トラン崩壊の原因となる戦を引き起こしたアル・サーメンとは今でも続く対立関係にあり、アル・サーメンとの戦で滅びへと向かった世界から、生き残った人々を自身の力で創造した新たな世界(現在の世界)へと導いたらしい。
聖宮に戻ったアラジンへと、ソロモンの知恵を授ける。
アルマ・トラン編(ネタバレ注意)
単行本22巻のネタバレが含まれます。
かつてのアルマ・トランにおいて、異種族によって喰われ、虐げられてきた歴史を持つ「人間」の青年。
アルマ・トランを創った神であるイル・イラーが人間に与えた「魔法」を高度に扱える技能を持ち、更には、イル・イラーの御力をおろすとされる「神杖」を持つ一人。
青く長い髪を一つの細い三つ編みに束ね、仲間を率いる凛々しい顔立ちをした青年。その容姿は、身の丈は違えど、アラジンと酷似している。
額には「第三の目」の印を持ち、その上に三日月型の装飾品らしきものを付けている。
その立場は、仲間たちと共に異種族開放のために戦う抵抗軍(レジスタンス)のリーダー。
虐げられてきた歴史を覆すべく、魔法によって異種族を非情なまでに支配しようとする「人々」の意思から離反し、異種族の解放を行っている。
異種族の暮らしや文化に触れるのが何より好きらしい。