概要
本形式の元となったタキ5400及び本形式の改造車である液化塩化ビニル専用車タム9300についても扱う。
タキ5400
1957年から1965年にかけて15両(タキ5400~タキ5414)が製造された。
タキ5450
1964年から1994年にかけて697両
(タキ5450~タキ5499
タキ25450~25474、タキ25476~タキ25499(タキ25475については後述)
タキ55450~タキ55499
タキ65450~タキ65499
タキ75450~タキ75499
タキ85450~タキ85499
タキ95450~タキ95499
タキ105450~タキ105499
タキ205400~タキ205499
タキ305400~タキ305499
タキ505400~タキ505459
タキ165450~タキ165491)
が製造された
主な所有者
東亜合成
日本陸運産業
旭化成
改造
5400から5450への改造編入
1969年にタキ5400形1両(タキ5405)のタンクを交換してタキ5450へ編入されタキ25475となった。
タム9300への改造及び復元
1969年に日本ゼオンの塩化ビニルプラントで事故が発生した。そのためプラントが復旧するまでの間他社から塩化ビニルを輸送することになり原料の塩化塩素の輸送に使用されていたタキ5450のタキ25454~タキ25458を一時的に転用することになった。改造は石灰箱の撤去及びタンクを黄色からねずみ色に変更してタム9300~タム9303となった。その後塩化ビニルプラントが復旧したことによりタキ25454~25458へ復元されタム9300は形式消滅した。
模型化
TOMIXよりタキ5450のうち上記の日本石油輸送及び東亜合成所有車が2020年5月に発売されている。