概要
小笠原諸島に生息する樹木。根本がタコの足のようにたくさんの気根を持つのでタコノキ(マングローブなどにも見られる形)。変わったネーミングだが実は松ぼっくりのようなゴツゴツしたフォルムで、あまり盛んではないが茹でて食べることができる。固有種で天然記念物のオガサワラオオコウモリが好んで食する。
アダンと近縁なのでよく似ているが、葉っぱの縁のギザギザがより大きく目立つのがタコノキ。観葉植物として流通したりもする。
タコノキの葉を使った編物細工であるタコノ葉細工は父島・母島の民芸品となっている。小笠原諸島への初期入植者のうちハワイ系住民が作り始めたという。