『俺の願いが叶うなら・・・どんな代償だって払ってやるさ。』
概要
DarkDeceptionの主人公。
整った顔立ちを持つ紳士で、作中の中盤までは彼が話すシーンはあまり存在しないが、一応書類には彼の独白があり、そこでわかる一人称は「私」。物語開始当初は名前で呼ばれる事が無く、ビアスからは二人称「あなた」で呼ばれ、マラクからは「Mortal(死すべき人間)」と呼ばれている。とある願いを叶える為にビアスと協力関係を結び、リングピースをマラクから奪おうと悪夢の中を奔走する。
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この先、彼についてのネタバレがあります。ネタバレが嫌いならブラウザバック推奨。
遊園地でマスコット達にリンチされ、マラクに捕まってしまったダグ。
彼が何故、ビアスに協力しているのかを知るために、マラクはダグの記憶を覗くことにした。
「抵抗するなよ。 俺に”全部”見せてくれよ…」
過去
秘密
実は妻子持ちだった。娘の「タミー・ハウザー」と妻の「エリース・クラリッサ・ハウザー」は双極性障害持ちで、娘のタミーは公共でトラブルを起こしていた。ダグはそれに憤りと疎ましさを感じており、エリースとよく口論に発展していた。マラクが語るには「タミーはエリースと同じ”欠陥品”で、ダグにとって理想の娘ではなかった」との事。
次にマラクは、ダグがオフィスで秘書らしき女性を抱いている過去を見つける。なんと、ダグは妻子持ちでありながら秘書と関係を持っていたのだ。（サーカスにある書類によると、他の5人の女性にも手を出していた事が明らかになる。ただ、どうやらハニートラップだったらしく、10万ドル(日本円換算で約1000万）を保釈金として払う羽目になった)
そしてマラクは、病室で酸素マスクを着けて眠っているダグを発見する。ダグの枕元には謎の魔法陣(マラクはこの魔方陣を「血の儀式」と呼んでいた)があり、どう見ても異様な雰囲気であった。
しかしさらなる秘密があると感じたマラクはダグに問う。
「教えてくれよ、ダグ。何が、お前の魂を蝕んでいるんだ？ 何故、そんな懺悔に満ちているのだ？ 見せてくれよ…」
これより先、ダグにとっての忌まわしい過去が記載されているため閲覧注意。
「ほほう…こりゃあ面白い！」
『やめろ！！ 俺を…ここに連れて来るな！』
「逃げるなよ、ダグ。お前は、逃げられない…」
過ち
マラクが見た過去はある橋の事故現場であった。マラクの言うとおり前に脚を進めると、橋の下に沈んでいる一台の車が視界に入る。 その車は、見覚えのある車だった。
「アレは、お前の家族か？ 可哀そうに…だが、何故それを悔いている？」
実は、ダグは妻子を事故に見せかけ、殺害したのだ。（書類によると、妻の身体から薬の過剰摂取が確認されており、恐らくダグ本人が盛ったと思われる）
「起きろよ、タミー！ 大好きなパパが、お前に会いに来たぞぉ！」
マラクはタミーを引き上げ、ダグに攻撃させ呪縛を植え付けた。
「これでお前は・・・俺の人形だ。 お前には、一つ大仕事をして貰うぞ…」
そしてダグは、ハングリーによってポータルに投げ込まれた。（この時「You Escaped？」と疑問符がついている）その後BALLROOMでのやりとりはこちら
エリースは、ダグと出会い結婚して二年の月日が流れたが、一度もダグの母に会ったことがないと語る。 自分達の結婚式の時も来ず、結婚してから直接会いに来るという事もなく、タミーの出産の時にも来なかったという。
ダグがマンハッタンの法律事務所に就職しても 自身の母親について詳しく話してくれずにいた。
そして自分の母親に自分の妻を紹介しない事に対して ある仮説が浮かんだ。
【ダグにとって、母親＝怖い存在で、自分の妻に知られたくない事を握っている存在なのではないか？】と・・・
ダグの過去（むかし）
ある悪夢には、彼が幼少期の頃を記した母親の記録が残されている。ダグが5歳の頃は仕事や家事で多忙ながらも、誕生日に話し相手としてテディベアをプレゼントしてくれたりと、母親としての情は深かったとみられる。
しかし、月日が流れていきダグが8歳を迎えてから状況が一変する。母親によると彼が日に日に元夫に似てきているらしく、嫌いになってはいけないと分かっていながらも胃が痛くなるような生活を送っていた。
ある日、ダグがグラスを落としてしまったという些細な出来事で抑えきれない怒りがこみ上げてきてしまい、罰としてダグを押し入れに閉じ込めた。ダグは『お母さん！ここから出して！』と叫ぶも、母には【命乞いをする息子の姿】が快感になってしまったらしい。つまりダグは母親から虐待を受けて育っていたことがわかる。この出来事がトリガーとなり、【母親＝トラウマ】として記憶に深く残ってしまい、話題に出すことを恐れているということになる。
