「彼女の準備が整った。さて、処刑を始めようではないか」
概要
ゲーム「DarkDeception」に登場する悪夢の1つ。
主人公が8番目に訪れる悪夢で、chapter4の三つ目のステージ。
シャードを集めるシステムは今までと変わらないが、この悪夢に入る前にBALL ROOMで起こった出来事(詳しくはこちら)により、これまでに手に入れたスキルが一つも使えない状態で進まざるをえなくなる。
悪夢の構造
全体的に見ると大きな山であり、そこから様々なエリアに分かれている。
冒頭、悪夢に連れ去られたダグ。そこでマラクに「代償を払う時だ」と告げられ、現れたママベアーの指示に従ったトリガーテディに山小屋の中に連れ去られてしまう。
zone1
小屋の中が舞台。トリガーテディに襲われそうになった瞬間、謎の光のオーブが出現し助けられる。このオーブの案内のもと多くのトリガーテディが眠っているエリアに突入、彼らを起こさないように進む(動いているテディもいるので注意)。起こさずに屋根裏部屋にたどり着くとオーブにリングピースがあることを告げられ、ここでバニッシュのリングピースを回収できる。しかしその後マラクとママベアーの会話を天井から見ているとマラクに見つかり、そこからは回収フェイズとなる。
この悪夢のzoneの中で一番小さく、集めるシャードの数も18個と少ないが、前述の通りスキルが制限された(解放できるのもバニッシュのみ、バニッシュ解放までは何も使えない)状態で始まるので注意。
その後扉を開けるとママベアーの首だけが勢いよく近づいてくる(単なるびっくりイベントで無害)。イベントの後は地下へ移動する。
zone2
ひたすら道なりに進んでいくと途中からママベアーとトリガーテディが追跡してくるので逃げながら進む。洞窟を進んでいくとプライマルフィアーのリングピースがあるので回収し、そこから進んで広い空間に出た瞬間に落盤でこれまでの通路が塞がれる。ここで目の前にはじめて「このステージで初めて手に入る」リングピースとその台座が出現する。
神秘的な洞窟が舞台。滝や鍾乳洞があちこちにあり、一部には間欠泉と思わしきものも。あちこちにはトラバサミの罠が仕掛けられているが、これらにもプライマルフィアーは有効となる。また、トリガーテディの中にはテレキネシスのリングピースをもって逃げ回っている個体もいるので、これはプライマルフィアーで攻撃して奪い取る必要もある。シャードの数は306個。
イベント戦(前半)
このステージにはZone3に進む前にもイベント戦がある。
大量の穴が開いている空間が舞台。ママベアーは穴からモグラたたきのように手を出し、ダグを押しつぶそうと攻撃してくる(手が出てくる穴や攻撃方向はランダムではなく、プレイヤーを狙ってくる)。穴からはトリガーテディが出現することもあるほかママベアー自身も顔を出すので、ママベアーが顔を出したタイミングで顔に岩(定期的に落ちてくるものを拾って使う)を投げつけて攻撃する。一定回数ヒットさせればイベント戦クリア、マラクからのメッセージを受ける。
zone3
zone2と同じく洞窟だが、全体的に赤い。また、マップもかなり広いため、シャードの回収からリングピースの回収まで時間がかかりやすい。突入直後にスピードブーストのリングピースを無条件で入手(入手するシーンはないが手元に戻っている)、さらにテレパシーのリングピースもZone2と同じくトリガーテディが持って逃げ回っている。しかし今回は2体の偽物のリングピースを持ったテディも出現するため注意が必要。
シャードの数は306個。罠は同じくトラバサミ。
イベント戦(後半)
洞窟の奥にある空間でテレポートのリングピースをかけてママベアーと戦う。今度は中央に大きな緑色に光る泉がある場所が舞台。ママベアーが定期的に様々な攻撃を繰り出してくるので、それをいなしつつプライマルフィアーで攻撃する。
一定回数ダメージを与えるとイベント戦勝利となり、テレポートのリングピースを獲得。
全ての戦いを終え戻ろうとすると、ママベアーの腕が再び襲い掛かってくる。それらとトリガーテディーを避けながらポータルまで戻るも、ポータルは開いていなかった。ダグは必死にビアスに呼びかけるも、ポータルは開かない。しかし、ママベアーに追い詰められたその時、冒頭で助けてくれたオーブが再び登場、ポータルを開けてくれる。それによりダグは無事ビアスの下へ帰還した。
主なモンスター
- ママ・ベアー(Mama Bear)
「ママ・ベアーが捕まえに行きますよ!」
この悪夢の主なモンスターの一体であり、ボスキャラクター。腹が裂けた白い熊のような姿をしている。
悪夢の親玉であるマラクに忠実であり、優しい口調。しかし、目の前にして「Dear Malak(マラクたん)と呼ぶなど、少し甘やかしているような節も。(本人はこの呼び方が気に入っているらしい。)
足は遅いが、常にテレパシーでこちらの位置を把握してかつ、近づくと移動速度を上げるという変わった能力を持つ。また、彼女が近づくと、視界にノイズがかかる。
さらに、裂けた腹からトリガー・テディを生み出すことができる。
ナイトメアモードでは、体が大きく膨れ上がり、左手が口のようなものになる。この姿はボス戦でしか出さないが、腕による長いリーチが厄介。さらにこの姿になるとプライマルフィアー程度の攻撃は通用しなくなるため、さらに威力が高いものを利用しなければならない。
- トリガー・テディ(Trigger Teddy)
この悪夢のモンスターの一体。茶色い小熊の姿をしている。
ママ・ベアーの言う「赤ちゃん」であり、基本うめき声しか出さない。
このモンスターの恐ろしいところは、襲われたり、何らかの衝撃を加えると唐突に爆発すること。また爆発の範囲もそこそこあるため、近くにいてはかなり危ない。一応プライマルフィアーを使えば爆発させることが可能だがやはり近くだと爆発に巻き込まれてしまう。
一部の個体はリングピースを持って逃げ回っている。
茶色い熊の頭はかぶり物らしく、ナイトメアモードでその素顔を確認できる。
それは、巨大な右目がついた腐った赤ん坊の頭をしている。このまさかすぎる素顔に衝撃を受けたプレイヤーも少なくない。
リングピース
マラクが預けたリングピースが悪夢の至る所に隠されている。それを集めることも目的であり、リングピースを手に入れなければ出られないzoneも存在する。
また、リングピースを手に入れると、スキルを一つ取り戻すことができる。
スキルは手に入れる順番で紹介
ヴァニッシュ | zone1の屋根裏部屋で取得 |
プライマルフィアー | zone2突入時に取得 |
テレキネシス | zone2でリングピースを持つトリガー・テディを倒すことで取得 |
スピードブースト | zone3突入時に取得 |
テレパシー | zone3でリングピースを持つトリガー・テディを倒すことで取得 |
テレポート | 二度目のボス戦でママ・ベアーを倒すことで取得 |
なお、現状ではこのステージで新たなリングピースを獲得する描写は存在しない。(一応台座は存在している)ただし、ビアスは「あとたった2つのリングピースで」と語っている。
小話
- Eの手記によると、ママ・ベアーは虐待的な母親のねじれた愛から生まれたことがわかる。
- この悪夢は、【マラクにとって都合の悪い客】を処刑する場所であるらしく、ここで多くの人間が処刑されている。実際、この悪夢にあるシャードの数は、これまでの悪夢の中でも最も多い。
- 冒頭のトリガーテディが寝ている部屋には過去のモンスターを模した人形がたくさんある。
- このステージではビアスとダグが分断された後のステージという設定であるため、ビアスによる通信が存在しない。代わりにマラクがダグを監視しており、定期的に声をかけてくる。その中にはダグに対しての挑発もあれば、独り言もあり、中にはアガサにちょっかいをかけられているものも。
- このステージでビアスの過去が初めてマラクの口から語られる。