概要
11話「巨大怪獣ダストマン出現!!」
12話「よみがえる恐怖!!」
に登場した、公害怪獣。
トラック運転手・岡田を誘拐したラーが、人体改造を行った結果、誕生した怪獣。
当初は等身大で人間の意識を残していたが、変わり果てた姿を鏡で見て、妻や息子に見せたくないと思い、家族の元から去る。
あらゆる廃棄物をエネルギー源として食べる事で、無限に巨大化していく。また、人間の意識は残っていても、空腹になると狂暴化し、更にゴミを求め暴れまわる。
スペクトルマンは交戦するも、ダストマンの「俺は人間なんだ! 人間なんだよー!」という叫びを聞く。
彼の話を聞くと、腹が減ると夢中で暴れてしまうが、人間の心は忘れていないと告げる。
「人間だった時、俺はあんたのファンだったよ」とスペクトルマンに言うダストマン。
そして、怪獣と化してしまった自分を殺してくれと懇願するが、人間である以上、スペクトルマンは彼を殺せなかった。
ダストマンは自ら火の海に身を投げ、焼死。後には手首だけが残った。
公害Gメンは、その手首を研究資料として持ち帰る。しかし、ダストマンは有していた強力な再生能力を用い、手首から全身を再生。蘇ってしまった。
我が家へ戻ったダストマンは息子に暖かく迎えられるが、やはりゴミを食べ巨大化、再び暴れまわる。
ラーは再生したダストマンを迎えにいくも、警察官に攻撃され、現れた少年を人質に取る。
その少年は、ダストマンの息子だった。怒ったダストマンに、ラーは掴まれ放り投げられる。人間の心を持つゆえ、ゴリやラーに操られる怪獣では無かったのだ。
再びスペクトルマンと交戦するダストマン。ただ暴れまわるだけの彼は、もう心まで怪獣になったのかと思いきや、わざと自分をスペクトルマンに退治させるつもりだったのだ。
しかし、この決意が奇跡を呼び、自らを犠牲にしようとする強い意志が、ダストマンを元の人間、岡田の姿に戻すのだった。
……しかし、彼の顔は汚染物質にまみれ、黒くなっていた。後遺症で、公害病にかかってしまったのだ。