経歴
1993年5月10日生まれ。
バーグハンバーグバーグ（BHB）の社員。小説家としてはコルク所属。
2009年12月にTwitterのアカウントを取得し、ネット上での活動をはじめる。当時は一切の素性を明かしておらず、また現在に至るまで素顔は公開していない。
読んだ人を笑わせることを目的とした、いわゆる「ネタツイート」を投稿しており、一年ほどで8000超のフォロワー※、累計で8万いいね（ふぁぼ）を集めるなど、日本における黎明期のツイッターで高い知名度と人気を確立した。
2011年3月に、人気ツイート群を元にした漫画『輝きジョシ子さん。』（「輝き女子シリーズ」）が『まんがくらぶ』に掲載される。作画は嘘空まこと。また、同年10月からは『月刊ビッグガンガン』にて、コミPo!を利用して制作された漫画『くーろんず』の連載を開始し、漫画家・漫画原作者としても活動した。
インターネット上だけでなくリアルの雑誌・書籍などでもコラム等の執筆活動を行い、2015年には品田遊（しなだ ゆう）名義で小説『止まりだしたら走らない』を発表。小説家としてデビューを果たす。以降、小説家としては品田遊または有実泊（ありとみ とまる）の名義を利用している。
2016年、ネットコンテンツを制作・運営するバーグハンバーグバーグに入社。同社の運営するウェブサイト「オモコロ」などでWebライターとして記事執筆を行っている。
配信活動
2013年より、友人の「にぅま」とともにustreamにネットラジオ「オールナイト虚無」を隔週で投稿していた（2016年に終了）。現在は「デガラシハリウッド大学」とあらため、不定期で配信を行っている。
2016年よりバーグハンバーグバーグ社員でもあるARuFaとともに、ネットラジオ「匿名ラジオ」をYoutubeに毎週木曜日の0時ごろに投稿している。
オモコロのYouTubeコンテンツ『オモコロチャンネル』では、レギュラーメンバーの一人として出演している。
人物像
メインで利用しているTwitterアカウントのアイコンはフランツ・カフカ。
「ダ・ヴィンチ・恐山」は、小学生のころ自由帳に描いた自作の漫画を見せ合うのが流行っており、その時のペンネームに由来する。本来は自身とのギャップを狙って仰々しいものにしたというコンセプトであったが、モノトーンのアイコンや鋭い言動もあいまって実際に怖がられることもしばしばあったという。
本人曰く、ハンドルネームを変えるなら「朧（おぼろ）」とのこと。
『バーグハンバーグバーグTV』では、「入社後に自分の名刺が渡されたが、本名の上に『ダ・ヴィンチ・恐山』と書いてある。肩書きが『ダ・ヴィンチ・恐山』」と発言している。
会社の面々からは「恐山」と呼ばれることが多い。愛称の一つに「ざんち」がある。命名者の永田智（BHB副社長。恐山の上司であり、オモコロにスカウトした人物でもある）曰く「ざんっち」が正しいらしい。しかし、この発言が出た後のオモコロチャンネルの動画で「ざんち」表記の場面もあるため、各々の呼びやすい方で良いと思われる。
ちなみに、社長からは「ダヴィちゃん」と呼ばれているらしい。
素顔を公開しておらず、記事やイベント、オモコロチャンネルに出演する際は仮面を装着しており、その上から眼鏡をかけている。
当初はアルミホイルで自作した仮面（全顔で、目と口元だけが空いた形）だったが、後に自著「止まりだしたら走らない」の表紙の絵を利用した仮面（顔の上半分を覆う形→仮面舞踏会で付けるアイマスクのような形）に変更された。
また、その仮面の変遷はこちらの記事にてまとめられている。
2018年に、『ヌートン』（現:『オモコロブロス』）の企画の一環として『アイドルマスターステラステージ』のゲーム実況をしたことをきっかけにアイマスシリーズにのめり込み、同人誌を発行するまでに至った。
Twitterを始めたきっかけはerror403（エラーくん）の活動に触発されたことからと公言しており、『止まりだしたら走らない』ではerror403が表紙・挿絵を担当した。
高校時代は演劇部で部長を務めていた。当時制作した台本が好評で、現在でもときおり公演での使用許可を求める連絡があると語っている。
大学時代は一時期落語研究会に入っていたものの、「大学生全員を憎むようになった」ため1ヶ月ほどで辞めてしまったという。また、「（学内に）友達が一人もいなかった」と発言している。4年次には講義の履修選択をミスしてしまい留年が決まった状態であったが、同級生と全く確認し合わなかったため、卒業が近づいてから（BHBへの就職の話がまとまった段階で）ようやく発覚した。
好きな食べ物は肉（とくに豚の角煮で、自作もしている）。嫌いな食べ物は野菜、貝類、納豆。たいへんな下戸であるため、企画等で他のメンバーが飲酒をしていてもひとりソフトドリンクを飲んでいる。
父親はアングラな趣味があるようで、小学生の頃『ねじ式』などガロ系の漫画や藤子不二雄Aのブラックユーモア短編集、『ドグラ・マグラ』を強制的に読まされたという。なお、本人は『あたしンち』を好きな漫画に挙げている。
