概要
マッハ10の極超音速有人飛行を目標とした、アメリカ海軍の実験機。
マーヴェリックがテストパイロットを務める。
目標であるマッハ10に到達する前に突如実験中止の判断がくだされ、無人機へと予算が振り向けられる寸前だったが、マーヴェリックが強引にテスト飛行を行い、ついにマッハ10を記録する。
しかし、マーヴェリックが事前の忠告を無視してマッハ10.3まで速度を上げると制御不能となり、断熱圧縮に耐えきれず空中分解してしまった。
実験機が墜落したため、計画は中止されたと思われる。
制作
架空の航空機だが、SR-71を手掛けた事でも有名なロッキード・マーティン社のスカンクワークスがデザイン協力しているので現実性の高いデザインになっている。
関連シーンはチャイナレイク海軍航空兵器センター、つまり本物の兵器試験場で撮影されている。
監督が食い下がった結果、本来はカメラを向けただけで怒られるようなめちゃめちゃ機密性の高い格納庫でのロケが許可されてしまったため、撮影にあたっては米国の新兵器ではあるまいかと他国の人工衛星が見物に来ていたそうである。
地上での撮影は実物大の模型が使用されている。
飛行シーンは主にCGだが、離陸するカットはF/A-18Eによる演技にCGをかぶせる形で製造されており、吹き荒れる乱流は全て本物である。
なおこの際小屋の屋根が持ち上がってしまうハプニングが発生したが、監督はそのカットを採用、おかげで名シーンに仕上がった。
作品外コラボ
エースコンバット7ではコラボDLCで追加となった。
機銃はPLSL(パルスレーザー)、特殊兵装はPLSL(パルスレーザー)、XSDB(先進誘導型投下爆弾)、SASM(空中炸裂式空対空ミサイル)。
最高速度はマッハ5越えを可能としているが安定性と運動性が低く、一撃離脱戦法を得意としている。
Microsoft Flight SimulatorにおいてもコラボDLCで追加。
フライトシミュレーターなので操作は非常に手間で、手順通りに飛行を行い加速する必要がある。速度限界まで加速を続けると機体がダメージを受ける仕様となっている。