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誇りをかけて、飛ぶ。

概要編集

大ヒット映画の実に36年ぶりの続編。


2019年にトレーラーがyoutubeなどで公開。本来は2019年7月12日の公開を予定していたが、諸般の事情により公開は2022年5月27日まで延期されている。監督は2012年にこの世を去った故・トニー・スコットに代わり、『オンリー・ザ・ブレイブ』を手がけたジョセフ・コシンスキーがメガホンを取っている。ストーリーはアビエイターを育成する教官となったマーヴェリックを中心としたもので、彼の親友グースの息子のほか、前作からの続投組として海軍大将(アメリカ海軍太平洋艦隊司令)まで出世したアイスマンなどが登場する。


今作では、メインの戦闘機として2020年代のアメリカ海軍の主力機であるF/A-18E/F スーパーホーネットが登場している。


前述の2019年に公開されたトレーラーでは、前作でマーヴェリックのフライトジャケットアメリカ星条旗、国連旗とともに描かれていた日本の「日の丸」と台湾の「青天白日満地紅旗」が別の模様に差し替えられており、物議を醸した。しかし、2022年に公開された本編では両国旗は復活していた。一連の経緯について、制作会社は「わからない」とコメントしている。


なお、意外なことに組織としてのトップガンは登場しない。作中の主な舞台となる基地はカリフォルニア州のノースアイランドであるが、現在のトップガン(NAWDC)が存在するのはネバダ州のファロンである。


本作ではCGがほぼ使われておらず、トム・クルーズはもちろん、パイロット役の俳優も全員特殊な訓練を受けて本物の戦闘機に乗って撮影している。つまり劇中の苦しんでいる様子は演技ではなく本当にGに苦しんでいる。


ストーリー編集

ピート・ミッチェルことコールサイン:マーヴェリックは、輝かしい戦歴を誇るアメリカ海軍の伝説的アビエイター。現在は超音速機『ダークスター』のテストパイロットを務めていた。

そんな彼のもとに、ならず者国家のウラン濃縮施設の破壊という、極めて危険なミッションに参加するトップガン卒業生たちの訓練教官の任が命じられる。訓練生の中には、かつての相棒・グースの息子であるルースターもいた。

無謀とも言えるミッションをやり遂げるべく、マーヴェリックは彼らに過酷な訓練を課していく。


スタッフ・データ編集

監督 - ジョセフ・コシンスキー

脚本 - アーレン・クルーガー / エリック・ウォーレン・シンガー / クリストファー・マッカリー

製作 - ジェリー・ブラッカイマー / トム・クルーズ / クリストファー・マッカリー / デヴィッド・エリソン

音楽 - ハロルド・フォルターメイヤー / ハンス・ジマー

撮影 - クラウディオ・ミランダ

編集 - エディ・ハミルトン

配給 - パラマウント・ピクチャーズ / 東和ピクチャーズ

公開 - 2022年5月27日

上映時間 - 131分

製作国 - アメリカ合衆国

言語 - 英語


キャスト編集

主要人物編集

ピート・“マーヴェリック”・ミッチェル海軍大佐

(演:トム・クルーズ / 吹き替え:森川智之

主人公。

過去40年間においてただひとり、空中戦における3機の敵機撃墜記録を持つ歴戦のアビエイター。

本来であれば将官クラスになっていてもおかしくないものの、第一線に居続けるために昇進をこばんでいる。

危険なミッションに参加するアビエイターたちの訓練教官を務めることになる。

部下想いの上官へと成長しているが、やたらと無茶をする性格と愛車がNinjaなのは変わらない。


ブラッドリー・“ルースター”・ブラッドショウ海軍大尉

(演:マイルズ・テラー / 吹き替え:宮野真守

マーヴェリックのかつての相棒、グースの息子。ミッション訓練生。

父親同様に、ピアノの弾き語りができる。仲間のために自分を犠牲にする精神の持ち主。

操縦センスは高いが、慎重になりすぎるきらいがある。

過去のとある出来事が理由でマーヴェリックとは仲違いしている。


ペネロペ・“ペニー”・ベンジャミン

(演:ジェニファー・コネリー / 吹き替え:本田貴子

海軍基地の周辺でバーを営むシングルマザー。提督の令嬢でマーヴェリックの元恋人。

前作では名前だけ登場しており、マーヴェリックとは長い付き合い。

マーヴェリックと再びいいムードになるだけでなく、ルースターとの関係に悩む彼のよき相談相手にもなる。


トム・“アイスマン”・カザンスキー海軍大将

(演:ヴァル・キルマー / 吹き替え:東地宏樹

マーヴェリックのかつてのライバル。

マーヴェリックとの友情は変わっておらず、問題行動ばかり起こす彼をこれまで何度もかばってきたことが語られる。

マーヴェリックをミッションの教官に推薦した張本人。


ミッション関係者編集

ボー・“サイクロン”・シンプソン海軍中将

(演:ジョン・ハム / 吹き替え:加瀬康之

ミッションを統括する司令官。規律を重んじる性格。

彼もまたトップガンの卒業生で、アイスマンを心から尊敬している。

マーヴェリックの型破りな訓練内容に頭を痛める。


ソロモン・“ウォーロック”・ベイツ海軍少将

(演:チャールズ・パーネル / 吹き替え:楠大典

ミッションを指揮する副官。

サイクロンと同様に堅物な印象だが、ときおり柔和な笑顔も見せる。


ジェイク・“ハングマン”・セレシン海軍大尉

(演:グレン・パウエル / 吹き替え:中村悠一

ミッション訓練生。

かつてのマーヴェリックのような自信家で、実際に敵機を撃墜したこともある。

保守的なルースターとは反りが合わず、何かと衝突する。

傲慢で自己中心的な言動が目立つが、仲間を救うため自らの危険を顧みず出撃を要請する一面も。


ナターシャ・“フェニックス”・トレース海軍大尉

(演:モニカ・バルバロ / 吹き替え:内田真礼

ミッション訓練生。数少ない女性アビエイターのひとり。

ルースターを信頼している一方で、ハングマンのことは「バッグマン(カバン持ち)」とあおるなど快く思っていない。

訓練中にトラブルに見舞われるも、決して折れない不屈の精神力の持ち主。


ロバート・“ボブ”・フロイド海軍大尉

(演:ルイス・プルマン / 吹き替え:武内駿輔

ミッション訓練生。フェニックスのWSO(兵装システム担当士官)。

控えめで穏やかな性格で、コールサインも単に本名の短縮形である。

基本的にいじられ役だが、ハングマンに対しては詰める場面もある。


ルーベン・“ペイバック”・フィッチ海軍大尉

(演:ジェイ・エリス / 吹き替え:木村昴

ミッション訓練生。

訓練序盤、ファンボーイとともにマーヴェリックに撃墜された者は腕立て200回を行うという賭けを提案する。


ミッキー・“ファンボーイ”・ガルシア海軍大尉

(演:ダニー・ラミレス / 吹き替え:内田雄馬

ミッション訓練生。ペイバックのWSO。

ヘルメットのフォントからスタートレックのファンであることがうかがえる。


ジェイビー・“コヨーテ”・マチャド海軍大尉

(演:グレッグ・ターザン・デイヴィス / 吹き替え:杉村憲司

ミッション訓練生。ハングマンと仲がいい。

コールサインは「負け犬でないことを証明したい」という上昇志向の現れらしい。


ビリー・“フリッツ”・アワロン海軍大尉

(演:マニー・ジャシント / 吹き替え:中尾智

ミッション訓練生。


ブリガム・“ハーバード”・レノックス海軍大尉

(演:ジェイク・ピッキング / 吹き替え:江頭宏哉

ミッション訓練生。


ローガン・“イェール”・リー海軍大尉

(演:レイモンド・リー / 吹き替え:手塚ヒロミチ

ミッション訓練生。


ニール・“オマハ”・ヴィキャンデル海軍大尉

(演:ジャック・シューマッハ / 吹き替え:水越健

ミッション訓練生。


キャリー・“ヘイロー”・バセット海軍大尉

(演:カーラ・ウォン / 吹き替え:種市桃子

ミッション訓練生。


その他の人物編集

バーニー・“ホンドー”・コールマン海軍准尉

(演:バシール・サラフディン / 吹き替え:三宅健太

マーヴェリックを支えるクルーにして盟友。

前述の賭けの腕立て200回を監督するほか、親睦のためのビーチフットボールでは審判を務める。


チェスター・“ハンマー”・ケイン海軍少将

(演:エド・ハリス / 吹き替え:菅生隆之

マーヴェリックの上官。無人機の開発を推進している。

彼の登場する序盤のシークエンスは演者も含め、往年の名作『ライトスタッフ』のオマージュと思われる。


サラ・カザンスキー

(演:ジーン・ルイザ・ケリー / 吹き替え:清水はる香

アイスマンの妻。


アメリア・ベンジャミン

(演:リリアーナ・レイ / 吹き替え:水瀬いのり

ペニーの娘。母との仲は良好。


ニック・“グース”・ブラッドショウ海軍中尉

(演:アンソニー・エドワーズ / 吹き替え:平田広明

マーヴェリックのかつての相棒。今作ではすでに故人。写真と前作の回想シーンのみに登場。

死後30年以上を経てなお、マーヴェリックや息子のルースターにとって大きな存在であり続けている。


キャロル・ブラッドショウ

(演:メグ・ライアン / 吹き替え:斎藤恵理

グースの妻で、ルースターの母親。

前作の回想シーンのみでの登場だが、マーヴェリックとルースターの関係に影響を及ぼす。


シャーロット・“チャーリー”・ブラックウッド

(演:ケリー・マクギリス)

かつてのトップガンの女性教官。前作の回想シーンのみに登場。




登場兵器編集

ジェット戦闘機編集

F-14 トムキャット】(双発機)


F/A-18E/F スーパーホーネット】(双発機)

※単座型(1人乗り)がE型で、複座型(2人乗り)がF型にあたる。


F-35C ライトニングⅡ】(単発機)


Su-57 フェロン】(双発機)

※本編内では所属国や機種を明示せず、「ならず者国家」の「第5世代戦闘機」と呼ばれている。


極超音速実験機編集

DarkStar

Dark Star - feel the need

※映画オリジナルの架空機。SR-71を手掛けた事でも有名なスカンクワークスがデザインに協力している。特設サイト(英語)


レシプロ戦闘機編集

P-51 マスタング

P51 Mustang

※マーヴェリックが所有する自家用機として登場。演じるトム・クルーズが実際に所有している機体を自ら操縦して撮影している。


攻撃ヘリコプター編集

Mi-24D ハインド

Mi-24 HIND


吹き替え編集

マーヴェリック役の森川智之を始め、続投キャストの吹き替えは前作のテレビ東京版の吹き替えを踏襲している。

キャスト発表の際には、航空自衛隊の基地で航空中央音楽隊の演奏をバックに森川氏が声優陣の名前を読み上げ、さらには実際に戦闘機に搭乗するなど大掛かりなプロモーションが行われた。


サウンドトラック編集

劇伴には前作からハロルド・フォルターメイヤーが続投している他、新たに数々の大作映画を手掛けてきた名作曲家、ハンス・ジマーが参加。もちろんテーマ曲の『Top Gun Anthem』は健在。

劇中歌にはワンリパブリックの『I Ain't Worried』、レディー・ガガの『Hold My Hand』などが使用されている。また、オープニングでは嬉しいサプライズもある。


収録曲リスト編集

1."Main Titles (You've Been Called Back to Top Gun)"

2."Danger Zone" Kenny Loggins

3."Darkstar"

4."Great Balls of Fire" (live) Miles Teller

5."You're Where You Belong / Give 'Em Hell"

6."I Ain't Worried" OneRepublic

7."Dagger One Is Hit / Time to Let Go"

8."Tally Two / What's the Plan / F-14"

9."The Man, the Legend / Touch Down"

10."Penny Returns" (interlude)

11."Hold My Hand" Lady Gaga

12."Top Gun Anthem" Harold Faltermeyer・Steve Stevens

13."Canyon Dogfight"※日本版ボーナス・トラック


また、サウンドトラックとは別に劇中でハンク・ウィリアムズの『Your Cheatin' Heart』、デヴィッド・ボウイの 『Let's Dance』、T・レックスの『Bang a Gong (Get It On)』、オーティス・レディング&カーラ・トーマスの『Tramp』、フォガットの『Slow Ride』、ザ・フーの『Won't Get Fooled Again』といった往年の名曲が随所で使用され、作品を彩っている。


コラボレーション編集

2022年4月、マヤノトップガン(ウマ娘)が登場するウマ娘プリティーダービーのゲーム中でも『トップガン:マーヴェリック』のポスターが掲示される展開となり、トム・クルーズがウマ娘世界でも…と話題になった。

さらに6月10日よりマーヴェリックとマヤノトップガンが表裏になった入場者特典を30万枚限定で配布。


2022年5月19日、エースコンバット7とコラボすることが決定し、エースコンバット公式YouTubeチャンネルにて、ティザートレーラーが公開された。

配信日は映画公開前日の5月26日


配信日当日にコンテンツ紹介トレーラーが公開された。


エースコンバット7と同時に「Microsoft Flight Simulator」とのコラボも発表されている。無料拡張パックとなっており、F/A-18Eのミッションとダークスターのミッションが収録されている。また、塗装が施されたXboxSeriesSも発売。


反響編集

興行収入は初週でアメリカでは1億2400万ドル、日本では11億5700万円を記録。

3週目でアメリカでは3億9300万ドル、日本で43億7000万円に達している。

5周目の2022年6月26日段階で日本では67億4000万円になりCOVID-19以後の実写映画では最高の興行収入となった(前作は興行収入換算で67億円程度であり、前作を超えている)。

7月30日には日本での興行収入が100億円を突破。

COVID-19以後では初の実写映画で100億円突破作品となった。

COVID-19以前でも実写映画では2019年公開のアラジン以来3年ぶりである。

アニメも含めた洋画では同じく2019年公開のアナと雪の女王2以来となる。

また2022年に日本で公開された作品では初の100億円突破作品(2022年度では呪術廻戦0が初)。

7月31日現在アメリカでの興行収入は6億5000万ドル、全世界で13億2100万ドル。

関連動画編集

オフィシャルトレーラー(2019年7月)


Lady Gaga - Hold My Hand(2022年5月)


関連タグ編集

映画 / 洋画 / アメリカ映画 / 映画の一覧 / トップガン / 棺桶ポイント


外部リンク編集

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