チャムキュビア
ちゃむきゅびあ
RPG『ファイナルファンタジー5』において、フェニックスの塔に出現するモンスター。
容姿は色とりどりの花で彩られた赤いドレスを見につけた美しい女性。若干浮いているためか、地属性の攻撃は無効。色違いにシルヴューヌがいる。
だがその美しい姿に惑わされてはならない。対策を施していなければ主人公一行は彼女らにいたぶられてしまうだろう。
通常は通常攻撃と毒の効果がある「胞子」を使用するが、恐ろしいのはカウンター。物理攻撃を受けるとカウンターで石化効果のある「抱擁」や、カエルにしてくる青魔法「かえるのうた」を使用することがある。下手に手を出せば、こちらがつぎつぎと石やカエルにされてしまう。同時に出てくる敵も一撃必殺技を放ってきたり、ゾンビにしてきたりとシャレにならない状態異常を次々を放ってくる。HPも高めで、厄介だからと逃げようとしても逃走不可。しかもフェニックスの塔じたい長いダンジョンなので、アイテムの補給もできず、屋上にたどり着くまで延々とこいつらを相手にしなければならない。消耗が激しかったら、時空魔法テレポで撤退することも考えるべきだろう。
しかし、実はこいつや、こいつと同時に出てくる可能性があるモンスターであるシェリー、コムサ_ベラは状態異常への対処がザルという致命的な弱点がある。石化させればカウンターは不発に終わるので瞬殺できる。カエルにしても悪くないが、「かえるのうた」は防げないのでやはり石化してしまうといいだろう。召喚獣オーディンを呼ぶのも有効。全員細切れにできる。
なおこいつはなかなか有用なものを所持しており、盗むことで低確率で貴重なリボンを入手できる。高確率で盗めるリフレクトリングも比較的高額で売れるため終盤のいい金策になる。また、たまに武器の一つであるラミアの竪琴も落とす。お仲間のシェリーとコムサ ベラも貴重品を持っているので慣れたプレイヤーからは乱獲されることもある。
フェニックスの塔は山に囲まれた砂漠にある秘境に所在し、そこには女性型モンスターがうようよいることからしばしばネタになるが、彼女らへの対処方法さえわかれば美味しいアイテムをくれるただの美人と化す。
なお、GBA版以降では、追加ジョブであるネクロマンサーで彼女を倒すと暗黒魔法のダークヘイズを修得可能。
その容姿が後発のFF7に登場するエアリスに似ているという声がある。関連性は全く不明で(というか恐らく無関係)、偶然の一致と思われる。たしかに両者のイラストレーターは同じなのだが。