概要
細身の人型をした構造体で、メダロットはこのティンペットをベースに頭部、両腕、脚部の各4つの「パーツ」と、「脳」に該当する「メダル」を組み込むことで完成する。
このティンペットには性別が存在し、極一部の例外を除いて対応しない性別のパーツを装備することはできない(メイン画像のものは男型。メダルには厳密な性別はないのでどちらのティンペットにも装着可能)。
両腕、両脚は伸縮し、針金のように変形もするため一見ティンペットが入らなさそうな小さなパーツや逆に肩から手までの長さが明らかに長すぎるパーツであっても問題なく組み込める。また、それ自体が人工筋肉であるマッスルケーブルで構成されているため、両腕と脚部はなくてもメダルさえセットしてあれば動いて走り回る程度のことは可能。作品によってはティンペットによる殴打が攻撃手段となるケースも存在する。
ゲーム作品においてはロボトルでパーツが破壊されると、その部位のティンペットが露出する演出が存在する(アニメではパーツの色合いが暗くなるのみ)。
相当に高価なものらしくゲーム作品ではメダル同様に基本的に購入することができず、主に他人からの譲渡などの形で入手する。
ちなみに名前を直訳すると「ブリキのペット」となる
バリエーション
前述の通り男型と女型が存在するが、作品によってもティンペットのデザインは異なる。
初期型
大半のGB系作品やアニメ版などに採用されたタイプ。「ティンペット」と聞くとこれをイメージする人が特に多いと思われる。女型には髪の毛のようなコードが生えている。
以下の『DS』版以降はしばらく採用されなかったが、メダロットSにて久々にこのタイプが復活した。
『NAVI』版
初期型のマイナーチェンジで、女型から髪の毛を模したケーブルが廃止された。
『真型』版
世界観自体が従来作品と異なり、メカデザの方向性かレトロ方面に切り替わった影響で、従来のものと比べてきわめて無骨なデザインとなっている。
『DS』型
主にDS系作品にて採用されているタイプ。両腕両脚がワイヤー状になり、より「神経」が強調されたデザイン。正面からは分かりにくいが首は猫背のように湾曲している。本作より両性パーツが登場した影響からかティンペットの性別による形状の違いが抑えられていることも特徴。
従来のティンペットとは根本的に異なるデザインから賛否が分かれているが、設定上は初期型の後継のようで『メダロット7』のOPにも初期型のティンペットが登場しているほか、事実旧型のパーツとの互換性も維持されている。