誘導
- 「グランブルーファンタジー」の同名星晶獣。→テフヌト(グラブル)
概要
エジプト神話の創世神話に登場する湿気を司る女神にして天国と地獄の守護者。
テフヌト、テフヌウト、テフェネトなどとも表記され、ギリシア語ではトフェニスと表記される場合もあり、セクメトやメヒト、ハトホルやバステトと同一視される場合もある。
その姿はメスのライオンのそのもの、メスのライオンの頭部をした女性とされるが、時には人間の女性や牛の姿とされている場合もあるらしい。
ヘリオポリスに伝わる神話によれば、世界で最初に誕生した女性とされており、兄であり夫でもある大気を司る神・シューとの間に大地を司る神・ゲブと天空を司る女神・ヌトを生んだとされており、大地と天空を支える夫の手助けをしているとされる。
また、伝承ではテフヌトを単独で扱ったものは殆ど無いが、彼女を太陽神・ラーの娘とする伝承ではラーの取り外し可能な眼球“ラーの眼”であるとされており、ある日テフヌトはこの役目を放棄して逃げてしまったことがあり、こまったラーは彼女を連れ戻す為にトト、オシリス、シューの三柱を捜索に向かわせ、その後、彼女を見つけたトトの魔法で虜にされた彼女は無事にラーの元へと戻って来た。
しかし当のラーはテフヌトの代わりとなる新しい眼を既に作り出していた為に戻る場所を失った彼女は怒り狂い、炎を吐くコブラの姿へと化身して暴れ回った。
その為、やむなくラーはそのコブラを自身の額に付けて怒りを鎮めたとされている。