概要
高速でトランプカードを撃つことができる怪盗キッドの象徴的な武装。
コンクリートの壁に突き刺さる程の威力で、連射することでガラスなども破壊できるが、基本的に牽制や防御として使われていて人を殺傷したことは一度も無い。
また、トランプだけではなくロープやワイヤーを射出して宙吊りになったり高所を移動するといった用途もある。
実は黒羽快斗が怪盗キッドになる前から日常的に使用していた物なのだが、どのような経緯で手に入れた(製作した)のかは不明。キッドを継いだ後は流石に人前で取り出すことはなくなった。
カードという現実離れした弾を撃っているが、キッドの射撃精度は驚異的でまさに百発百中。強風が吹いていようが飛行中だろうが大雨の中だろうがお構いなしに小さな的を射抜いていく。ハワイで親父に習ったわけではない。
検証
銃口の形と発射直後のトランプが少し湾曲している様子からトランプは銃の中で筒状に装填されていると見られる。そんな柔らかい素材のカードがカッターのごとく鋭利な威力を持っているのはなかなかにファンタジーである。
空想科学読本で有名な柳田理科雄が検証したところマッハ5.4で射出されているらしい。銃声がとても静かなので火薬を使っているわけでもなく、どうやってライフルすら軽く越える弾速を出しているのかは謎に包まれている。
カードの柄
放たれるトランプはスペードのAであることが多かったが、『レッドティアー』以降は凝った模様の中に流麗なレタリングの「K」が描かれたデザインに統一された様子(「KID」のKか「KUROBA」のK か「KAITO」のKかは不明。全部かもしれない。)
しかし『日輪の後光（サン・ヘイロー)』で撃ったトランプはスペードのAだがK描かれていなかった。が、『名探偵コナン』のエピソード『怪盗キッドvs安室透』にて安室への挑発、そして現場からの脱出の際にお馴染みのK字入りトランプが登場した。それを踏まえて『日輪の後光』では誤植の類いが発生したのではないか、という考察もあるが詳細は不明。
