「私が嫌いなのは、あんた達のような身勝手な大人全般なのさ」
概要
担当官はヒルシャー。
公社が2番目に完成させた「義体」。
イタリア語の他にドイツ語とフランス語を操るトリリンガルで、高い教養と知性を持っている。
「義体」達の中ではお姉さん的存在で、勉強会では教師役を務めている。
公私共に男装でいることが多い。
義体化にあたり生殖器の除去はされなかったため、月経に苦しむ描写がされている。
作中でヒルシャーともども戦死するが、ヒルシャーが密かに持ち出して保管しておいた彼女の卵子から生まれた娘が最終話に登場している。
性格
精神年齢が高く聡明で、社交的。
他の義体に対する面倒見も良い。
基本的に真面目でさっぱりした性格だが、内面は非常に繊細(ピノッキオとの敗北を味わったことでそのリベンジを果たすべく訓練に励みまくっていた)。
賢い一方で虚無主義なところがあり、短命で救われない義体の運命や荒んだ世の中を諦観的に見ている。
唯一担当官のヒルシャーに対してだけは素直になれず、彼の不器用な愛情に対しては反抗的な態度をとってしまう。
いわゆるツンデレ。
イタリアマフィア・カモッラの元幹部マリオ・ボッシの娘であるマリア・マキャヴェリの護衛に付いたことがきっかけで彼女と仲良くなるなど、年相応の面も随所に覗かせる。
出自
イタリアマフィアの「カモッラ」がスナッフ・フィルムの撮影用にチュニジアで拉致・調達された少女。
ユーロポール時代のヒルシャーがアムステルダムで保護した後、公社で義体となった。