トロゴンテリーゾウ
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とろごんてりーぞう
更新世の前期から中期に棲息したマンモスの一種で、ゾウの仲間では最大級の種の一つ。
正式な学名はマンムトゥス・トロゴンテリイで、ステップマンモスとも呼ばれる。
一般的に知られるマンモスであるケナガマンモスの祖先にあたる種で、約180万年前から20万年前のユーラシア大陸北部に棲息した。日本の滋賀県等に棲息したムカシマンモスや、内モンゴルに棲息した松花江マンモスも、現在では本種のシノニムと考えられている。
子孫にあたるケナガマンモスより大型で、最大で体高4.5m・推定体重20tに達し、ゾウ科の中でも最大級の体躯を誇り、史上最大の陸生哺乳類の一つとされている。
別名の通り、棲息していた時期はちょうど気候が寒冷化し、生息域がサバンナからステップへと変化した時代であり、祖先とは異なり長い体毛を持っていたと考えられている。但し、まだ間氷期だったことから、ケナガマンモスよりは長くなかったと推測されている。
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