データ
北はアメリカから南はコスタリカまで、北米と中米に棲息したマンモスの一種で、正式な学名はマンムトゥス・コロンビ。名前は南米コロンビアでもサウスカロライナ州の州都コロンビアでもなく、探検家コロンブスに由来する。
同じ北米産のマンモスで古い図鑑などではよく紹介されていたインペリアルマンモス(エンペラーマンモス)は、現在では本種のシノニムと判明している。
祖先にあたるトロゴンテリーゾウには劣るが、体高4m・推定体重10tと、平均的なアフリカゾウを凌ぐ巨体を誇った。牙も発達しており、平均的な長さは3.5m、最大で4.9mにも達した。チャンネル諸島(サンタバーバラ諸島)から発見されたピグミーマンモスは本種が島嶼性矮小化した種とされており、最大でも体高2m・推定体重1.3t程にしかならなかった。
他のマンモスと同じく主に草を食べていたようだが、アメリカに進出しただけあってサボテンも食べていたことが糞化石から明らかとなっている。
北米大陸にはマンモスを代表する種であるケナガマンモスも棲息していたが、こちらはカナダなどより北方の地域に棲息し、南方に棲息したコロンビアマンモスとはすみ分けていたとされている。とは言え、一部の地域では重複して生息しており、その結果両種の間の交雑個体もいたらしく、かつて独立種とされていたジェファーソンマンモスがこれに相当する。
なお、ケナガマンモスほど毛深くはなかったが、本種も体毛を生やしていたと判明している。
多くの大型哺乳類と同様に更新世末期に絶滅したが、理由としては気候変動の他、ネイティブアメリカンの祖先とされるパレオ・インディアンの狩猟も影響したと考えられている。その証拠にコロンビアマンモスの化石には、石器による傷跡や装飾品に加工されたものも確認されている。
但し、こうした狩猟の痕跡の発見例は非常に少なく、それよりも末期の化石には病変の痕跡の方が多数確認されており、人類を含めユーラシア大陸から進出した哺乳類由来の伝染病が大きく影響していたとする説も濃厚となっている。
最強王図鑑フランチャイズでは
本種のシノニム兼別名でもある「インペリアルマンモス」表記で登場。『絶滅動物最強王図鑑』ではアルゲンタヴィス、ディプロトドン、ティタノボア、デイノテリウムを下しプルスサウルスとも敢闘を見せた結果、見事準優勝に輝いている。『異種最強王図鑑』ではトリケラトプス、アフリカゾウと敢闘。こちらは都合上もあり、一般人がイメージするマンモスの外見で登場する。
アニメ版では先述のトリケラトプスとの戦いに登場。あまりの激しさに片側の牙が折れてしまう描写もあったことが書籍版との差異としてあげられる。
なお次戦ではパラポネラとの対決が30話にて控えており、相打ちにならない声を期待する声も多かった。(これはその前の回であるユウティラヌスとスミロドンの戦いが初の相討ちとなったためである)
結果はどうなのかと言うと……パラポネラの木の上からの奇襲毒針を牙で 跳ね返した後、今度はもぐら叩きの如く穴の中からヒット&アウェイの噛みつき攻撃を仕掛けるパラポネラの攻撃に耐え抜き、怒り任せの鼻息で穴の中に1発発射。
すると、穴の中からパラポネラの大群が出てきて、正体がバレて怒りを買ってしまったのか一斉に襲われてしまう……と、ここでMr.モーストによる判定により、パラポネラの反則負け。
(最強王図鑑は1vs1の公平なバトルを行っているため、集団攻撃は基本は反則。もし仮に集団で参加する場合、この子たちみたいに出はじめから集団で入場する必要があった。)
判定負けがなかったとしても、マンモス自身も分厚い皮下脂肪と毛皮のおかげで介入まで何とかパラポネラの集団リンチの猛攻をしのぎ切り幸い大事には至らないまま、ピンチを乗り切ったのだった。
以上2試合はスペシャル上映でもしっかりとプレイバックされた。
そして第1回最強王トーナメントでは堂々の参戦が決定。初戦の相手は異種最強王以来のアフリカゾウ。アニメに於ける初黒星とこそなったが、それでも流石最強王トーナメントと言うべきか、そのアフリカゾウと激闘を繰り広げたことは言うまでもない。
ちなみにだが、大阪で開催されている『最強王フェスティバル』における360度シアターにおいてはティラノサウルスと戦っており、スクランブル交差点を舞台に長い鼻を振り回し必死に抵抗するなどまるで怪獣映画さながらの激闘を繰り広げている。遠征は厳しく行けない人のために、TV放送または劇場上映(8/23には事実上の総集編が公開される予定)を期待する声も多いが、流石にその際はバトルフィールドを自然物に改め再構成するべきという意見もある。
2つ名は「マンモスの帝王」。
ちなみにだが、ごく一般的なマンモスとして有名なケナガマンモスは実はサイズとしてはアフリカゾウと同程度か一回り小さいくらいであるため本フランチャイズでは2倍以上の体格を誇るインペリアルマンモスが参戦したと思われる。