データ![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
北はアメリカから南はコスタリカまで、北米と中米に棲息したマンモスの一種で、正式な学名はマンムトゥス・コロンビ。名前は南米コロンビアでもサウスカロライナ州の州都コロンビアでもなく、探検家コロンブスに由来する。
同じ北米産のマンモスで古い図鑑などではよく紹介されていたインペリアルマンモス(エンペラーマンモス)は、現在では本種のシノニムと判明している。
祖先にあたるトロゴンテリーゾウには劣るが、体高4m・推定体重10tと、平均的なアフリカゾウを凌ぐ巨体を誇った。牙も発達しており、平均的な長さは3.5m、最大で4.9mにも達した。チャンネル諸島(サンタバーバラ諸島)から発見されたピグミーマンモスは本種が島嶼性矮小化した種とされており、最大でも体高2m・推定体重1.3t程にしかならなかった。
他のマンモスと同じく主に草を食べていたようだが、アメリカに進出しただけあってサボテンも食べていたことが糞化石から明らかとなっている。
北米大陸にはマンモスを代表する種であるケナガマンモスも棲息していたが、こちらはカナダなどより北方の地域に棲息し、南方に棲息したコロンビアマンモスとはすみ分けていたとされている。とは言え、一部の地域では重複して生息しており、その結果両種の間の交雑個体もいたことが化石の調査から判明している。
なお、ケナガマンモスほど毛深くはなかったが、本種も体毛を生やしていたと判明している。
多くの大型哺乳類と同様に更新世末期に絶滅したが、理由としては気候変動の他、ネイティブアメリカンの祖先とされるパレオ・インディアンの狩猟も影響したと考えられている。その証拠にコロンビアマンモスの化石には、石器による傷跡や装飾品に加工されたものも確認されている。
但し、こうした狩猟の痕跡の発見例は非常に少なく、それよりも末期の化石には病変の痕跡の方が多数確認されており、人類を含めユーラシア大陸から進出した哺乳類由来の伝染病が大きく影響していたとする説も濃厚となっている。
最強王図鑑フランチャイズでは![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
本種のシノニム兼別名でもある「インペリアルマンモス」表記で登場。『絶滅動物最強王図鑑』ではアルゲンタヴィス、ディプロトドン、ティタノボア、デイノテリウムを下しプルスサウルスとも敢闘を見せた結果、見事準優勝に輝いている。『異種最強王図鑑』ではトリケラトプス、アフリカゾウと敢闘。こちらは都合上もあり、一般人がイメージするマンモスの外見で登場する。
アニメ版では先述のトリケラトプスとの戦いに登場。あまりの激しさに片側の牙が折れてしまう描写もあったことが書籍版との差異としてあげられる。