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アルゲンタヴィス

あるげんたゔぃす

新第三紀中新世に存在した絶滅した鳥類の1種。飛行可能な鳥類では最重量とされている。
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概要編集

アルゲンタスとも表記される。

名前の意味は「アルゼンチンの鳥」で、その名の通りアルゼンチンで化石が発見された。

僅かな部分しか見つかっていないため明確な容姿や生態は不明だが、その1つに当たる上腕骨の化石から当初は翼開長7~8メートル、その後下方修正されても5~6メートルはあったと推定される。

なお、身長にして180cmに達した


鳥の仲間が長い腕を持つのは飛翔するためと考えるのが妥当なため、おそらく飛翔が可能であった模様。ケツァルコアトルスは飛べたかどうか議論があるが、アルゲンタヴィスはほぼ間違いなく飛んだであろうと考えられている。


また一応コンドル亜目のテラトルニス科に属しているため、コンドルとして語られることが多い。

狩りをしていたかどうかは不明。地上には恐鳥類と呼ばれる肉食鳥類が闊歩していたため、その獲物や残りを食べることもあっただろう。

頭骨などの研究により、狩りをすることがあったとしてもあまり上手ではなかったといわれる。



長らく飛翔鳥類の最大種として知られていたが、翼開長はペラゴルニスに抜かれてしまった。

ただし、推定される体重はペラゴルニスの倍近くあり、史上最重量の飛翔鳥類の地位は未だゆるぎない。


大きな体、比較的最近まで生存していたことなどから、奇妙な巨鳥が目撃されるとしばしば正体と考察されることがあるが、獲物となる生物が減ったため生き残っている可能性は極めて低い。

しかし、意外にもUMA好きにこの実態を知っている者は少なく、たまに復元模型が「捕獲された巨大な鳥」のものとされるなどのデマも生まれている。



フィクションにおいて編集

知名度が低いためメディア出演は少ないが、出演する場合は実際のように「巨大で強力な飛翔鳥類」として描かれる場合が多い。


最強王図鑑では編集

初登場は『絶滅動物最強王図鑑』だったが、相手が悪すぎた。

その後『異種最強王図鑑』、『空中最強王図鑑』と連続で分が悪い相手と戦っており、いまだ未勝利。


ただ、テレ東版アプリゲームには登場しているため、アニメの登場も期待できる。

ARK:Survival_Evolved編集

おそらく本種の知名度向上に大きく貢献したゲームで、その有用性やテイムチャンスの多さもあって実質同作の空の顔と言っても過言ではない。

以前はカラスを思わせるゴロッとしたフォルムをしていたが、アップデートで変更され、現在では顔周りの羽毛が無くなった代わりに首が上方向に向かって伸び、瞳孔が小さく不気味な印象を与えていた目も凛々しいながらつぶらで愛らしくなっている。

新旧比較動画。サムネの右から左に変更された。

性能としては飛行速度こそ序盤からテイムできるプテラノドンに比べ遅いが、それ以外を比較した場合

  • ただでさえ重量キャパシティが上なのに加えて、鉱石やポリマーなど1部資材系アイテムの重量を半減
  • さらにサドルが銃などのアイテム製作や修理に使う作業台の代用にもなる
  • 1部生物を足に掴んで運搬可能(ただしPVEモードでは野生生物を掴めないので注意)。特に石集めに有用なドエディクルスは重量軽減が重複するだけでなく、掴んで飛べば足の遅さや踏破性の悪さといった移動面の難点を軽々解消できる上、いちいち降ろさなくても石に近寄れば自身の最大重量の半分までなら勝手に採取してくれるため、利便性が増す
  • 小型の動物ならくちばしに銜えても運搬できる(こちらはPVEでも使用可能だったが、同じく不可に変更された)
  • 上記の方法で捕まえた生物にはその状態で攻撃も可能
  • 戦闘でダメージを負っても死体を攻撃(捕食)すると回復速度が上昇するバフがかかる

と移動、運搬、戦闘をこなせる極めて多機能な生物で、ドエディクルスを掴んだ個体に乗り複数羽を追従させて同時に連れて行けば、資源採集の道中に手頃な生物を発見したら、その場で周囲の掃討や罠を製作してテイムに移行も可能。こうした利便性と生息域の広さ(飛行生物が存在せず、持ち込みも不可なAberration以外ならどのマップにも容易に見かけ、存在してもプテラノドンを始め他の飛行生物共々騎乗できないGenesis: Part1以外自由に乗れる)から「見かけたらテイムしておいて損はない必須級生物」と言っても過言ではない存在となっている。

ちなみにこれ以外ではエデンの檻にも登場している(姿は巨大なハゲワシ)が、こちらでは大した活躍はなかったどころか、巨大なダニを主人公達に媒介したARKとは真逆の迷惑な存在だった。


関連タグ編集

ペラゴルニス 同じく飛行可能な鳥類では最大級とされている絶滅した鳥類。こちらもARKに出演しているが、大分体格差があり、役割も移動以外大きく異なる。

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