人物像
脱法ドラッグ「トゥルー」を扱う元締めの大学生。本名は不明。
下山によると、元々は渋谷や新宿など、下北沢以外の街にも「トゥルー」を流通させてきた。
ただ「楽しむ」ためだけに夜の街に現れ、『クラブJ』を拠点にドラッグを広めていた。
戦闘スタイル
華奢で一見、喧嘩の実力は無さそうだが、拳法(具体名は描かれていないが、作者曰く少林寺拳法をモデルにしているとのこと)をベースにして急所攻撃も平然と行う実戦的な格闘技を駆使して戦う。
急所攻撃無しでも実力は高く、柔法と剛法を巧みに使い分ける。
歯向かってきた手下に目打ちを使い一撃で顔面を骨折させ、緑川ショウゴとも途中でやめるまでは互角以上に戦い、ビール瓶を素手で割るといった芸当も見せた。
道場で基本を押えた上、路上での実戦で更に技が練られたものらしく、神代ユウは彼を「尊敬出来る技の持ち主」と評し、伊沢マサキにも「かなり出来る」と言わせるほどで、土屋は彼を拳法版伊沢マサキと称した。
結末
反「トゥルー」勢力との抗争における最終決戦となったユウとのタイマンではユウを圧倒し追い詰めるが、ユウの相打ち狙いの戦いと覚悟の前に敗れる。
敗北後、「街」をたむろし何者にもならずに甘えている同世代の若者達が憎い、他人を踏みにじらないと自分が踏みにじられる、やられないためにやる側に回ったと言う心情を吐露するが、ユウに「あなたも僕達と同じ甘えた時間を過ごしている。あなたもドラッグや暴力以外で人と関われたはずだ」と反論され、二度とユウ達の街に現れないことを誓い、街から去って行った。