概要
TVアニメ第8話「とどめの一撃!!ドリルプレッシャーパンチ!!」に登場したグレートマジンガーの新兵器。
考案者は山田俊司氏演じる飛田博士(『とびた』と読みそうになるが『とんだ』と読む。しかも関西弁口調で話す)。
アトミックパンチ発射前後に、プレッシャーカッターと呼ばれる4つの刃状の突起が腕部側面から飛び出し、高速回転して敵を貫くという仕様の武器。
考案・開発者の飛田博士曰く「アトミックパンチにこの回転力を付けて(元から回転しているのに?)ドリルプレッシャーパンチとすれば、パンチ力に破壊力が加わってかつてのアイアンカッターよりも数百倍も威力を発揮する事は間違いなし」との事。
これではアイアンカッターの考案・開発者のもりもり博士が草葉の陰で泣きそうな言い草である。
尚、大抵は拳からひじまでの部分全体がアトミックパンチ時同様に回転し、その印象も強いが、実は初使用時や第14話では、拳部分は回転せずにそこからひじまでの前腕部分のみが回転しつつ刃を出すという、後のマジンカイザーのターボスマッシャーパンチのようになっていた。
スタッフのミスかと思われるが、実はターボスマッシャーパンチはこれがヒントになったのだろうか?
実際は?
非常に強化されたように見える…が、アイアンカッターのように敵を切り裂くという仕様の武器ではなく、プレッシャーカッターの刃はかなり短いものになっている。実際作中ではアトミックパンチと同じく「敵を殴りつつ貫通する」という使われ方をしている。
つまり追加されたプレッシャーカッターは拳による打撃や貫通力を強化しているわけではないということになる。もちろん、目標物にめり込んだ後であればその威力も発揮されるのだが。
後年の月刊OUTのスーパーロボット特集でもこの点をツッこまれている。
尚、これを実装・使用したのはグレートではなくボスボロットが先にであり、いざ発射したはいいものの、その結果は敵に当たる前に自壊・空中分解という有様だった。
これには考案・開発者の飛田博士曰く「ボロットの腕が武装の威力に耐えられなかった(意訳)」との事…前作でもりもり博士が「(ボロットにロケットパンチを装備しても)発射の反動でバラバラに成っちまうわい!」と言っていたが、本体ではなく打ち出した腕の方が壊れているので別の意味で当たってしまった事になる。
しかし後にSRWシリーズで低コストで何度も使えるちゃんとした武装として採用される事となる。
スーパーロボット大戦シリーズなど、派生作品ではアトミックパンチの上位武器として実装されていることがほとんど。
関連項目
アトミックパンチ:ベースとなるグレートマジンガーの基本武器。
アイアンカッター:似たようなポジションの前作の武器。しかもアニメ8話で引き合いに出されている。
スクリュークラッシャーパンチ:次回作の武器。こちらは最初から装備されている。
ボロットプレッシャーパンチ:本武装のボスボロットバージョン。先述の通りこっちの方が先にお披露目された。ただし自壊した。