概要
『バイオハザード3』で登場したクリーチャー。
T-ウイルスに感染した生物から吸血したノミが二次感染で突然変異して誕生したイレギュラーミュータント。
人間に近い大きさにまで巨大化した上に、頭部こそ昆虫そのものであるが全体的な外見もどことなくリッカーを思わせる醜悪な人型へと変化している。
ノミとは異なりこちらは人間の脳脊髄液を栄養源としており、口内からバネ仕掛けのごとく高速で突き出した口吻を人間の喉に刺し込み頚椎から髄液を吸い上げる。十分に養分を得るとオスがメス化して産卵する等、単体で繁殖が可能である。
『3』のリメイクである『バイオハザード RE:3』では、サイズが小さくなり下半身がクモの腹部を彷彿させるなど全体的に虫寄りである一方、頭部のみ人間を彷彿させるものの口が頭部ごと十字型に開口するなどより醜悪な外見にアレンジされており、ラクーンシティ内の変電所に生物の体内のような広大な巣を作って拠点にしている。
また、髄液を吸収するための口吻ではなく産卵器官を出し、人間の口を通して体内に卵を産み付けるというSAN値直葬もののえげつない攻撃手段を用いてくる(巣に入る前に、イベントで必ずこの攻撃を食らう)。これを食らうと「Parasite(パラサイト)」という特殊な状態異常に掛かり、体力が徐々に減っていく上に回避や移動で制限を受ける。更にこの状態で攻撃を受け体力が無くなってしまうとジルが倒れもがき苦しみだし体内から大量の幼虫が食い破って出てきて死亡するというショッキングな特殊ゲームオーバーになる。
この状態を治すには、グリーンハーブで治療・卵を体外へ吐き出す事が必要となる(ハーブを調合した回復薬でも治療可能だが、調合しない方が数に余裕ができる。また、救急スプレーを吹き掛けても治る。ただし、グリーンハーブを服用するとすぐに卵を吐こうとして隙ができてしまう。残り体力次第だが多少時間に余裕があるため、敵に囲まれた時には、敵を排除するか、その場から逃走してから服用する方が望ましい。
更には壁の穴や、フェンス上部の隙間から湧いてくる事もあるため、死角から奇襲を受ける事もある。
なお、レコードの中には『回復を1回のみでクリア』というものがあるが、上記のようにイベントで必ず産み付けられるので、スペシャルアイテムである「回復のコイン」が無いor使わない場合は、それの治療に1回分を使うため実質回復禁止縛りである。
ブレインサッカー
ドレインディモスの亜種と思われる双頭のイレギュラーミュータント。
寄生先の生物、すなわちドレインディモスとは異なる宿主からDNAを取り込んだ事でより変異したためか、虫と爬虫類が融合、二つの生物が絡み合ったような外見となっている。
その名の通り、こちらは脳脊髄液でなく人間の脳を直接喰らって養分を摂取する習性を持ち、摂取方法に関しては獲物の頭部を攻撃して2つの舌で器用に頭蓋骨をこじ開けて脳を取り出すというものである。
ドレインディモスと比べると、薄い緑色のやや不気味な色をしており、二足歩行で襲い掛かる頻度が高い。また、毒液を吐くこともできる。
なお、ドレインディモスと被るためかRE3では登場しなかった。
余談
『アウトブレイク』シリーズで登場したメガバイト(とギガバイト)もT-ウイルスで突然変異したノミであるが、あちらはノミをそのまま巨大化させたような外見となっている。
『ガンサバイバー2 バイオハザード CODE:Veronica』にも登場している。
関連動画
ドレインディモスが初登場する時に流れるBGM
関連タグ
バイオハザードシリーズ バイオハザード3 イレギュラーミュータント
グレイブディガー…同じくT-ウイルスの感染で誕生したイレギュラーミュータント。