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ナゲキバト

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なげきばと

北アメリカに生息する鳥類。日本にはいないが、北アメリカにおいてはとても身近な野鳥だという。

概要

北アメリカに広く生息するの仲間で、あのリョコウバトの近縁種(は違うのでいとこみたいなもの)。

卵をひとつしか生まなかったというリョコウバトと違って2つ生むためか繁殖力は高く、彼らがいなくなった現在でも元気に繁栄している。

主な特徴

全体的に灰褐色というかなり素朴な色をしており、翼は上の方が黒く、黒い点々模様がある。

オスには首のわきにあるピンクっぽい模様、青っぽい灰色の冠羽(頭のてっぺん~首の辺りの飾り羽)があり、メスはより茶色っぽい色なのもポイント。

大きさ26~30センチほどだがその半分近くは尾羽が占めているため、本体は手のひらくらいということになる。

 

「ドドッポーポー」とか「クルルー」ではなく、「ホォーオー……ホーホーホー」といった感じの寂しげな声で鳴く事から「ナゲキバト(嘆き鳩)」とついたが、単にそう聞こえるだけなので別に嘆き悲しんでいるわけではない。

 

ハト類の例に漏れず草食性で、小さな群れをつくって行動し、地上で草の種子などを食べる。

飛び立てば空が暗くなり、重みで枝が折れるとまで言われたリョコウバトとは逆に団体行動でもコンパクトなようだ。

 

関連記事

 ハト科

 

リョコウバト

オガサワラカラスバト

カンザシバト

リュウキュウカラスバト

→ハト科絶滅種カルテット。

オガサワラカラスバト→カンザシバト→リョコウバト→リュウキュウカラスバトの順で滅び、それぞれ1889年頃、1904年頃、1914年、1936年頃の事であった。

 

キジバト(ヤマバト)

カワラバトドバト

→日本において身近な鳩たち。

「ドドッポーポー(デデッポーポー)」と鳴くのはキジバトで、カワラバトは「クルルー」と鳴く。ちなみに町中で見られるのは後者。

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