「…貴方がそういう人だから、私は覚悟ができたんです」
プロフィール
所属 | 砂漠のキャラバン カジャル |
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出身 | 砂の街 カシミスタン |
年齢 | 16歳 |
クラス | 土の魔女 |
趣味 | ? |
好きなもの | 月明かり |
苦手なもの | ? |
CV | 新田恵海 |
概要
大乱の起きた砂漠のキャラバンで妹・モルディモルトと暮らしていた妹想いな少女。
キャラバンの民たちがレグナント王国の騎士団を大乱の原因として憎む中、ただ一人騎士団一行の話を聞いてくれた。
アルトの力と内面を見極めた彼女は、自身が土の魔女であると明かす。
人物
社交的でしっかり者であり、妹の面倒をみている。
敵に対しては毅然と立ち向かうため、女性然としたか弱さは全く見せない。
引っ込み思案な妹を大事にしているが、一人立ちしてほしいとも思っている。
ユニットとして
後方に佇み、土でできた死者を操って戦うネクロマンサー。銃を装備。
本人はほぼ攻撃せず、この死霊と味方に戦闘を一任する完全なサポート型である。
別名・表記ゆれ
関連タグ
ストーリー後半のネタバレ
「…貴方がそういう人だから、私は覚悟ができたんです。
安心して、妹を任せることができる…」
結論から言えば、彼女は土の魔女ではない。
本物の土の魔女が生み出した土人形である。
生前の彼女は、本編開始時よりも3年前に起きたカシミスタンの大乱での火災によって既に死んでいたのだ。
登場章の後半、福音使徒が幹部総出で彼女を始末すべく襲い掛かる。
アルトたち第9小隊が加勢に入るも彼女を護りきることは叶わず、追い詰められる。
しかし、彼女はその時を待っていたとばかりに体内にエネルギーを溜め込み、言い放つ。
「母さまの…カシミスタンの民たちの…壊れてしまったモルディの心の
その痛みを、思い知りなさい!」
アルトたちの目の前で彼女は自爆。跡形もなくなってしまった…
土の魔女ことニキの死を目の当たりにした福音使徒たちはその場を去り、戦闘は収束するのだった。
なお、傭兵であるキースは彼女が生きていないことを知っていたため、彼女の覚悟の行為を止めることはしなかった。
その後、キャラバンを含めた砂漠の民や建造物は全て本物の土の魔女が砂から再現した場所であることが判明するが、土の魔女の精神世界が本体と分離してしまったことで、大乱の死者の精神を呼び寄せる性質を持ってしまっていた。
そのため、作り物の肉体を持っていた彼女ではあるが、その心は紛れもない本物である。
なお、彼女自身の精神は土の魔女のクオリアに『星歌』の楽譜のコードとともに取り込まれており、とある場面で土の魔女の前に姿を現すこととなる。
余談
公式サイトでは既に別の人物が土の魔女であることが紹介されているため、その知識があるプレイヤーは、自身が土の魔女であると明かした時点で所謂離脱キャラであることが早々に分かってしまう。
パッケージやオープニングの時点でもそれを察することは容易に可能であるが、彼女自身の「砂漠の民は嘘をつかない」という言葉も含めて、プレイヤーにミスリードを与えるキャラクターであったといえる。
プロフィールにある『16歳』というのも誤りであり、実際には13歳の時点で没している。
ただ、3年もの間を現実と一体化した精神世界で妹と共に過ごしてきたという意味では間違っていないのかもしれないが。
また、彼女が好きだと語る『月明かり』であるが、これもまた月が善性の象徴という小さなミスリードである。
土の魔女に与えられた肉体で発したこの言葉は、たとえ本心だとしても親玉の悪影響を疑わざるを得ないだろう。
関連タグ(ネタバレ含む)
ブローノ・ブチャラティ … 肉体は死んでいたが心は生きていたという状態の経験繋がり。その仮初めの命を生きている者のために尽くした点も共通する。